[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

夏の陽ざしの、千葉県東金市のバス通り。
角のお花屋さんのドアをそっと開くと・・・・・・。



「知らない人が入ってきた！」



「大丈夫そうな人だぞ」
2匹は、このお花屋さんにやってきて、まだひと月の新入り子猫兄妹です。



きなこ色のふわっとした毛並みの子が「キンちゃん」



いかにも好奇心旺盛な黒猫さんが、「レムちゃん」



お店の外からガラス戸越しに見ると、こんな感じです。



青い空や行きかう車や学校帰りの小学生たちのウォッチングが楽しめる広いガラス窓。
あれ？このお花屋さんに見覚えある方も多いのでは？
そう、ここは、3年前の2月の当ブログ「お花屋さんに猫2匹」でご紹介した東金市の「花あかりTamaya」さんです。



その時にご紹介したのは、グレイのばずくんとサバ白のフックくん。
ふたりは、兄弟ではありませんが、たまたま同じ日にここに迎えられた保護猫。兄弟として仲良く育ちました。季節の花を背景に、揃って店内から通りを眺める姿は、この通りの風物詩でした。
そのばずくんが、持病だった病が急に悪化して旅立ってしまったのは、昨年の冬のこと。店主の裕美さんの悲しみはもちろんですが、相棒をなくしたふっくくんの寂しさを思うと、お店に足を向けられずにいました。
その後のTamayaさんのインスタには、こんな言葉が。
「いつもの猫さんは？って小学生が聞いてきて泣いてくれた」
「夕方になると弱弱しく鳴くフック。ばずはいないよって声かけて、泣く」
そんなインスタに、5月31日、突如登場したのが・・・・・・！



保健所から引き出されたチビ猫兄弟でしたが、お腹がユルかったため、自宅仕事の裕美さんに預かり依頼が巡ってきたのでした。
とても新しい猫を迎える気持ちではなかった裕美さんですが、命を繋ぐ預かりならばと、引き受けました。



そして、子猫たちがやってきて12日目。
インスタには、「もう...無理。可愛くて可愛くて可愛くて...」という、うちの子宣言です。



旦那さまと息子さんも、もうメロメロなんだとか。じつはこの子たちをうちの子にしよと最初に言い出したのは旦那さま。もともとは猫苦手の人だったとお聞きしましたが（笑）
裕美さんがいちばん気がかりだったのが、フックくんとの相性でした。
子猫たちが来たばかりの頃は、その場から逃げ出すことの繰り返しだったフックくん。



でも、気がつくと、レムくんの甘えを受け入れていたのです。



裕美さんをよく知る人たちは、口々に言ったそうです。
「預かった時点で、ここの子になるのわかってた」
「天国のばずくんが寄こした子たちね」
私も、そう思いましたとも。



同じ兄弟でも、性格は違います。
キンちゃんは、人見知り。まだふフックおじさんに、レムちゃんのように思いきりは甘えられません。



でも、すぐにレムちゃんと同じく、フックおじちゃん大好き坊やになることでしょう。



まだ２匹は、たまたま裕美さんにくっついてきてお店で過ごす時間もあるという段階ですので、会えたとしたら、超ラッキー。
フックくん、じっくり2匹を立派な看板猫に育て上げてくださいね！！

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