ページ内を移動するためのリンクです。

For overseas residents Please click here to purchase cat related products.

ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

さくらねこブログ

2025年05月08日

【注意喚起】子猫譲渡トラブル

sakuraneko3622.jpg
ニュースにもなっていたのですが、
「ブリーダーの猫舎閉鎖に伴い純血種の子猫を無料譲渡します」
と謳って、やりとり後に餌代や保険として数万円のお金をキャッシュレス決済にて要求し、支払後に猫さんが譲渡されることはなく返金もされないというトラブルが複数発生しております。
その際に、子猫さんの引取先として無断で住所を使われ、無関係ながらトラブルに巻き込まれた「ねこから目線。」さんにお話しを聞いてきました。

sakuraneko3623.jpg
状況としては、突如「ねこから目線。」さんの事務所にラグドールの子猫を引き取りに来た、といった人が来られたそうなのですが、もちろんそういった話は無いですし、家庭訪問などもなく相手の状況も分からないまま猫さんを渡すという事もないので、確認をしていると「お金を払った後の引取先として指定されていたから来た」とのことです。

こういった事案が4件あり、2件は引き取りに来たという案件で、もう2件は支払をする前に電話があり「そういう譲渡は覚えが無いので怪しい」と会話をして「やっぱりそうですよね」となり未然に防げています。

その後は玄関に貼紙をされて、新しく発生はしていないそうです。(もしかしたら発生していて、貼紙を見て帰られたなどはあるかもしれませんが・・・)

sakuraneko3624.jpg
確認したところまだそういったアカウントは活動しているようですので、現在分かっている特徴や対策を記載いたします。

<特徴>
・活動場所はTikTokで「子猫ちゃん無料譲渡」「猫ちゃん無料譲渡」みたいな名前。
・無断転載したような多様な子猫画像が多く、フォロワー数百人、いいね数千~数万件
・DMで連絡を取るとメッセージアプリでのやりとりを要求してくる
・填鸭表单(中国製のサイト制作ツール)で作った犬猫紹介ページに案内される
・餌代や保険代の名目で3~4万円程度の送金を要求され、問題なければ後日返していくので実質無料譲渡という
・宅配便で送るというが引き取りもOKで実在の住所を紹介される。保護団体やブリーダーの住所を調べて送っているようなのですが、古い情報であったり、猫案件なのに犬のブリーダーさんであったりという事例もあり設定に雑さがあるようです
・実際の動物を見に行きたいというと拒否

<対策>
・ブリーダーが廃業する際に販売するのではなくSNSで無料譲渡をするのか?等、話の整合性を考えてみる
・取引相手や内容が怪しくないか相談する(周りの人、SNS、Q&Aサイト、AIなど)
・アカウントのフォロワーやいいねが多いだけで信用しない。これらは買うこともできるので・・・
・案内されたサイトがちゃんとしたものか、組織が実在するのかを確認する
・引取先の場所が分かったら送金前に確認する!これができればほぼ確実に防げます

sakuraneko3625.jpg
商売でやっているブリーダーが廃業するのだとしても純血種の子猫を無料で譲渡するようなうまい話があるわけ無い、騙される方が悪い。という意見もあります。

sakuraneko3626.jpg
こういったご意見の前半には賛成ですが、後半については、だます方が悪いに決まっています。

SNSの流行に伴い、個人が情報を発信できるようになった一方で悪意のある情報に遭遇する危険も上がっています。お気を付けください。

写真

さくらねこブログライター紹介

ねこせんせい

猫サポーター見習い。猫に産まれて来る予定が人間に産まれてきたため、今は猫さんたちに生かされています。地域猫活動の認知が広まって、不幸な猫さんが減りますように!そして、次こそ猫に産まれますように。

  • ツイート
  • いいね!

みにゃさまのコメント

読んでいて、猫の事どう思っているのかしらと、怒りをしてしまいますね。家では、飼ってあげられないけど、猫が幸せな家に、もらわれて、いってほしいと、思っています、

by ばつ丸 2025-05-10 15:09

>ばつ丸様
猫さん達の画像が無断転載されたような雑多なものだったので、この行為をしている者はおそらく実際は飼ってないのではないかな・・・と思われるのが救いではあります。
写真の猫さんたち、保護猫さんたち、お外で頑張っている猫さんたち、みなさん幸せになってほしいですね。

by ねこせんせい 2025-05-14 01:41