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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2025年05月19日

「ちーむぼんぼん」さまの活動レポート(2024年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:福島県内(相馬郡飯舘村、福島市が主な活動地です)

2011年に発生した東日本大震災で、東電原発事故により全村避難をしていた福島県の飯舘村の犬猫とその飼い主さんに支援を始めた事をきっかけに結成した団体で、現在は、福島県の飯舘村や福島市内を中心に活動をしており、2024年10月で14年目を迎えました。

福島のある病院のスタッフさんより、高齢の一人暮らしの方が入院されたが、自宅に猫を13匹残して来ているのが心配なので、保護してもらえないか、という相談がありました。
そのスタッフの方経由で、飼い主さんに自宅や敷地に入る許可、猫たちに餌をあげる許可をもらい、すぐにその方の自宅へ行ってみると、入口が分からない程、木が生い茂り、ゴミが散乱した状況でした。
なんとか建物へ近づいて行くと、家の中には天井近くまでゴミが積み上げられており、家の中に入れる状況ではありませんでしたが、多くの猫たちは、家の中やその周辺に姿を見る事ができました。

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最初に行ったのが夜だったので、取り急ぎ、家の場所の確認と、フードを置いてきました。

次の日の朝、改めて見に行くと、敷地内やその前の道路や畑にたくさんの猫の姿を見る事ができました。
三輪車に溜っていた雨水を飲んでいたので、水入れと、ペットボトルで持参した水も追加し、餌も多くの子が食べられる様に、小分けにして多数置きました。(食べ終わるまで見守り、ゴミは回収しています)

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一度は全部手放すと言っていた飼い主さんでしたが、やはり手放したくないと気持ちが変わったりしており、病院のスタッフさんが説得し、飼い主さんから所有権放棄の書類にサインして頂くまでの間、餌をあげに通い、他の飼い猫さんと間違えない様に近所の方に聞き取りをしたりしつつ猫たちの数を数えたり(飼い主さんは13匹と言っていたようですが、もっと多くの猫が確認出来ていました)、この数の猫たちをどこに入れようか、、、と、保護部屋の確保に奔走していました。
(どの子にも、身体にシラミが大量に付いていたのもあり、しばらくはどこかで隔離をしなくてはなりませんでした。)

そんな時、ある方から、トリミングカーを寄付して下さるというお話を頂き、その中でならあの子たちに過ごしてもらえるので、車内を部屋として使える様に、脱走防止の対策をしたり、キャットタワーを入れたりして、準備しました。

その後、やっと所有権放棄書にサインをもらえたので、捕獲を開始しました。何日もかかりましたが、全部で17匹を保護する事ができました。
具合の悪い子も居たので、その子たちは病院に連れて行き、入院させ、他の子たちは、みんな一緒にトリミングカーの部屋に入ってもらい、その中で、獣医師さんの指示のもとにシラミ取りの投薬などをしました。

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人に慣れて居る子と、そうでない子が居て、そうでない子はいつも隠れているので、写真は撮れないのですが、同じ場所に居た子たちと一緒に過ごしているので、少しは安心出来ているのではないかなと思います。

12月2日現在は、この子たちに入ってもらう部屋のリフォームをしているところなので、もう少ししたら、移動の予定です。
いつも隠れていた子が、ちょっとづつ顔をみせてくれるようになったりして、だいぶ慣れてきたかなという様子です。

保護部屋への引越が完了してからになりますが、不妊去勢手術などを進め、新しい家族探しを行なって行きたいと思います。


<ご支援くださっているみなさまへ>
ちーむぼんぼんを応援して下さり、ありがとうございます!皆様からのご支援を頂いたタイミングでしたので、ちーむぼんぼん至上最大数である一度に17匹の保護をすることができました。
あの環境から保護できたことはよかったですが、ここから先が、本当に長い道のりになりますし、この期間、この子たちの保護だけでなく、仔猫たちの保護も重なったり、具合が悪くなってしまった子の通院や、亡くなってしまった子の埋葬もありました。
そんな中でも、新しい家族とのご縁をいただけた子も居ましたので、うれしいこともあり、なんとか活動する力を奮い立たせています。
福島の犬猫たちが、幸せを感じてくれるよう、これからも頑張って行きますので、これからも見守り、応援して頂けると嬉しいです!



「ちーむぼんぼん」
https://sites.google.com/site/bonbonmerimeri/
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