フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:神戸市内
神戸市人と猫との共生推進協議会(以下、協議会)では、2024年10月から12月にかけて、神戸市内で延べ194地域486匹(雄239匹、雌247匹)の不妊手術を実施しました。今年度の累計(12月末まで)は、1138匹(雄540匹、雌598匹)の手術数になります。
不妊手術数は、2020年度をピーク(2186匹)に年々減少しつつあり、今年度は推定で1500匹程度になりそうです。本事業を始めて8年目になりますが、効果が出てきたと考えています。
神戸市動物管理センターの子猫の引き取りが、協議会の事業がスタートした2017年度から2021年度にかけて大きく減少しており、これも協議会の事業の推進によるものと評価しています。
なお、譲渡の推進も進み、殺処分数も併せて減少しました。
実施期間内でのTNRについて事例をご紹介します。
神戸市須磨区の住宅街で、情報提供が寄せられ、直営でTNRを実施することになりました。捕獲する前にはチラシを周辺にポスティングしますが、これは、飼い猫が誤って手術されないようにするために室外にださないことと、把握できていない餌やりさんが捕獲期間中に猫に餌を与えないように周知するものです。
そののち、捕獲を実施しましたが、目的の3匹の内、1匹は手術済(耳カット有)、1匹は未手術(耳カット無)、1匹は捕獲期間中に姿を見せず捕獲できませんでした。
手術をした1匹をリリースする前に、当該猫が飼い猫である旨の申し立てがありました。確認すると、チラシは見ていたが餌を十分あげているので、捕獲器には入らないだろうと勝手に判断をされていたようです。
返還時に飼い主に対して、外飼いの問題点を指摘して、今後は室内飼育をするよう啓発させていただきました。

捕獲後、手術済みであることを確認した猫

手術後、飼い猫と判明した猫
<ご支援くださっているみなさまへ>
本協議会は、神戸市の補助金、企業・団体の寄付、募金で事業を賄っています。
行政の支援だけでは十分な活動ができず、支援をいただく皆様のおかげで、毎年多くの野良猫の不妊手術ができています。
不妊手術事業の推進により、市への子猫の持ち込みが年々減少しており、これは協議会事業の成果と考えています。
フェリシモ動物関連基金をとおして全国の皆様から支援をいただいていますことにこの場をお借りして感謝申し上げますとともに人と猫とが共生できる街づくりに今後もお役に立てるよう頑張ってまいります。
「神戸市人と猫との共生推進協議会」
http://www.kobeneko-happy.com