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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年06月20日

「特定非営利活動法人HEART」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:徳島県

今年度も私たちの活動を応援くださいまして本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。今回は、管理センターで処分される予定の野犬を始め、仔犬、仔猫の保護に邁進いたしました。その成果もあって、今年度は大幅に処分頭数を減少していると実感しております。また、私たちが運営するスペイクリニックでも沢山の猫を避妊去勢手術することができました。10月~12月の間では424匹の猫の手術を処置することができました。
いろんなエピソードがありますが、二つほどご紹介させていただきます。

一つ目のエピソードは、私たちがTNRしている公園でのエピソードです。
夕刻に現地のボランティアさんから公園に新しい猫が捨てられているが、どうやらこの猫のお尻から糸が出ているという連絡でした。猫は人馴れしてすぐに捕獲できました。糸を確認すると金属製のようで翌日すぐに病院へ連れていきました。レントゲンを撮っていただいて写真を確認すると金属製の糸はどうやら釣り具のようでお腹の中にクッキリと釣り針が写っていました。

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公園は、海の近くでよく釣りをされている方がいます。どのようにしてこうゆう状況になったかは分かりませんが、避妊手術と一緒に針を除去してもらい、現在新しい家族との出会いを待っています。

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もう一つはスペイクリニックのエピソードを一つ紹介させていただきます。 私たちが運営するスペイクリニックは、獣医師に県外からお越しいただいているため、不定期で月数回しか開院できないので全て予約制で行っております。基本は飼い主のいない猫専門なので、TNR予定の外猫さんが殆どです。ただ、元の場所に戻すにはあまりにも人懐こい猫たちや月齢が若い猫などはできる限り保護するように努めています。10月のある開院日に予定の猫ではなく、7匹の子猫がクリニックに連れてこられました。

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事情を聞くとTNR予定の猫が、子育て中に交通事故に遭い子猫を7匹残して亡くなってしまったということでした。月齢が1月ほどの子猫でした。手術するにもまだ若く、依頼者も7匹の面倒を見ることは困難だったので、こちらで保護することにいたしました。それから1月半後全ての子猫に処置を済ませ皆無事に新しい家族のもとへ巣立っていきました。こんな感じで、私たちのクリニックは開院する度に数匹保護しているので、昨年一年でスペイクリニックから保護した猫の数は、100匹を超えました。そして、それと同等かそれ以上の保護猫たちが新しい家族を見つけて巣立っていきました。

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これからの展望としてこれまで以上に避妊去勢手術を普及させ、今回のエピソードのような事案が起こらないように外で生活する猫の数を減らしていきたいと思います。また、徳島県の殺処分数を減らし、全国に誇れる動物に優しい県にしていきたいと思います。


<ご支援くださっているみなさまへ>
私たちの活動をご支援くださる支援者様たちに改めて心から御礼申し上げます。これからも私たちは、ご支援くださる支援者様のお気持ちをしっかりと受け止め、動物たちにとって優しい社会の実現のため努めてまいります。今後とも私たちの活動を見守っていただければ幸いに存じます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。



「特定非営利活動法人HEART」
https://www.heart-tokushima.com/
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