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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2021年12月14日

「にゃんぽみち」さまの活動レポート(2020年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:静岡県富士市 富士宮市 

①今シーズン、最初の保護はこの子たちでした。今年もミルクっ子からスタートです。

数年前にTNRの相談があった市内の農園周辺にいる猫たちで、依頼者さまのご実家の農園です。
今まで依頼者さまがTNRをしたり、子猫の譲渡をしてきたそうですが、1匹の親猫が捕獲器に入らず、取り残してしまった子がお産を繰り返していたそうです。

その元の母猫が藁の中に産んでいたらしく、「産まれて間もない子猫が5匹います」と相談の電話がありました。
1匹の白ちゃんだけは身体が濡れていて冷たく、ダメそう との事。
すぐに温めてミルクをあげてください と頼みましたが、白ちゃんはじきに逝ってしまったそうです。
残り4匹、産まれたばかりなら母猫が育てるのが一番なので、そのまま静かにしていれば側にいる母猫が連れて行くかもしれません と様子をみることにしました。

今までは子猫が3ヶ月ぐらいになると連れてきましたが、「野良っ気が強く保護できなくなって増えてしまって」と 依頼者さまが言うので、それなら早いけれど保護しましょうかとなり、急遽、保護することにしましたが、その時点で母猫がそのうち1匹を連れて行ったそうです。

残された3匹は保護しました。

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まだ寒い日が多く湯たんぽも必要だったので、母猫が連れていった1匹が見つかったら連れてきてもらうことになってましたが、待っていた1匹の子は死んでいたそうです。悲しい、残念でした。
保護したベビーたちは1日8回ほどのミルクで日に日に上手に飲めるようになりました。

そのうち1匹は目がウイルスで目ヤニが溜まっていて腫れあがり心配しましたが、眼球は大丈夫でした。

スクスク育って3匹とも可愛い子に、みんな女の子です。 

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ところが、その中のトーティー♀メルちゃんはミルクの飲みも少なかったために身体が大きくならず、風邪の症状もなかなか治りませんでした。生後1ヶ月半のころ、朝起きないので見ると逝ってしまってました。残った2匹のアビシニアン風♀アルとキジトラ♀リル♀は元気に育ち、2021年6月に里親さま宅へ2匹一緒にもらわれていきました。 

nyanpomichi-20210630-3 .jpg

②歴代の里親さまからの電話で、この子の事を知りました。

その電話では、劣悪な環境にいた子猫を助け出したんですが、シャンプーしようとしたらノミが物凄くて顔の方まで・・・。

いつも、どうやってシャンプーしてますか? 
と聞かれてアドバイスをしたのですが、「劣悪な環境って?」気になって話を聞くと、
まだ兄妹の子猫が1匹と成猫たちがまだ閉じ込められてる 
足の踏み場がないぐらい散らかり牢獄みたい 
あそこからみんな出してあげたい とのことでした。

残された子猫が心配で、他の成猫たちも気になって、少しでも早くと思い約1週間後に里親さんに案内してもらってそのおうちを探し出しました。
おうちの人とは話ができて、とりあえず子猫だけでも今日連れて帰りたいです  と保護。
避妊去勢もしてないので何度も出産しては親が食べてしまっていたそうです。

病院の予約を取り手術を済ませて成猫たちも順に保護し、全頭、出しました。威嚇しながら少しづつ慣れてます。

長毛黒♂のソナはノミが物凄くて言葉を失いました。ガリガリの身体なのに痒くてたまらなかったでしょう。シャンプーしたらぐったりしてしまい、心配しましたが目を開けてくれました。

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心配なのは口の中が真っ白で重度の貧血になっていたこと。
ノミのせいかな❔と思いましたがどうも違うようで、何かウイルスだったのかもしれません。せっかく助けたので元気になってほしくて、毎日通院して懸命にお世話をしました。

顔を起こして目をパッチリしたり、のどをゴロゴロ♪してくれたり、うれしかったです。
手を握るとにぎにぎ返してくれました。

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幸せ☘という意味。アイルランド語でソナと名付けた小さな子猫が元気になることを願っていたのですが、ソナ♂はわずか6日で逝ってしまいました。

助けられた2匹の妹は里親さん宅の子になって元気に育っているそうなので、ソナの分まで幸せになってほしいです。



<ご支援くださっているみなさまへ>

いつも私たちの活動を見守り応援してくださるみなさまにお礼を申し上げます。
みなさまのお気持ちは、保護っ子の医療費などにありがたく使わせてもらっています。
今年も具合の悪い外猫を引き取ったり、劣悪な環境の子猫、成猫を助け出したり子猫は譲渡した子も含め30匹以上の子のお世話をしている最中です。
いつも優しいお気持ちを、しっぽのついた子どもたちに向けていただいてうれしく思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします。



「にゃんぽみち」
nyanpomichi.me


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