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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

岩津さんに聞く!

2018年12月07日

アニマルコミュニケーター岩津さんに聞いてみよう ~愛する人を見守り続ける猫さん

みにゃさま、こんにちは。
今回は、訪問アニマルコミュニケーションにご応募くださったMさんのお宅に行ってまいりました。
いただいたご相談はこちらです

猫(キジトラ白)男の子 11歳 小太郎(こたろう)くん
9月18日に実家で母と一緒に11年間生活してきた猫の小太郎が行方不明になりました。
いつもはリードを付けて散歩に行っていたのですが、その日は自由に出入りする弟分のチュパが窓を開けてしまい、その隙間から首輪もつけていない状態で出て行ってしまったのです。私も何度も実家に帰っては周辺を探し、チラシをあらゆる場所に貼り、住宅地も1軒1軒聞いてまわりましたが全く目撃情報がありませんでした。
そして、居なくなってちょうど2週間後、まだ聞いていなかったバス通りを渡った所へチラシを持って伺うと、1軒のお宅に「はねられていた猫に似ている」と言われたのです。翌日教えていただいた回収先に行き、そこに残されていた1枚の写真を見てすぐに小太郎だと、うちの子だとわかりました。
あまりにも突然の小太郎の死。
母は年齢的に猫を飼うのはこの子が最後と可愛いがってきました。 居なくなる日の朝まで普通に母に甘えていたのに、最期を看取れずその体を抱きしめてお別れすることさえ出来ず、現実を受け入れられないままです。特に一人暮らしで小太郎を何よりも一番大切にしてきた母の精神状態は見ていられないほどです。「コタちゃんが帰って来るから」と家から離れようとせず、食事も喉を通らない様子です。
小太郎はいつでも母を気遣って行動する本当に優しい子でした。なのにどうしてこんな辛い最期を迎えなければいけなかったのでしょうか。

小太郎がこんな事になってしまう2ヶ月前に西日本集中豪雨で姉の家が被災し 甥と猫3匹が実家に避難してきました。そのため小太郎が自由にのんびりできていた部屋を避難してきた猫たちの部屋にすることになり、他の猫の匂いが常に家の中にある状態でした。もしかして、それがストレスになっていたのかもしれないと小太郎を気遣ってあげられなかった事をいなくなってから後悔しました。
岩津様に小太郎の声を聞いてもらいたい。
どうして、こんな事になってしまったの?ばあちゃんやおかあさんの所から離れたかったの?
1人で逝かせてごめんね。寂しくて辛かったね。今、どこにいるの?寂しくない?大丈夫?
これから、ばあちゃんとおかあさんは、どうすればいいの?コタくんに何をしてあげられるの?
コタ、小太郎にもう一度会いたいよ。
母も、私もずっと胸の真ん中に大きな穴が開いたまま、小太郎の面影を探し続けています。もう小太郎が帰って来ない事はわかっているのに、小太郎の居ない時間を進む事をまるで心と体が拒んでいるかのように、ずっと止まったままなのです。
岩津様、お願いです。小太郎の声を聞いて下さい。お願いします。



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亡くなった小太郎くんが暮していたお宅に入ると、小太郎くんの弟分であるチュパくんが「待ってたよ!さあ、こっちに来て!」とMさんのお母様が待つお部屋へと案内してくれます。

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「さあここだよ、どうぞ座って。」とチュパくんはお座布団の敷いてある場所まで連れて行ってくれました。

お母様と小太郎くんが出会ったのは11年前。
家の近所に出産を終えた母猫と子猫たちがいたので、猫が大好きなお母様はその猫たちを見に行き「おいで」と声を掛けました。
みんな逃げたのですが、1匹だけ寄ってきたのがガリガリに痩せ風邪で目が白濁した小太郎くんでした。
お母様は、あまりの痩せように驚き、すぐに小太郎くんを連れて家に帰るとMさんに猫用ミルクを買ってきてもらいました。
母猫は家まで小太郎くんの様子を見に来ましたが、「ここで良くしてもらうのよ」とお母様に小太郎くんを託しました。

この時14歳と16歳の先住猫(女の子)がいましたが、まるで小太郎くんを待っていたような歓迎ぶり。
1匹は出ないおっぱいを吸わせて大切に育ててくれました。
2匹は成長を見届けたかのように小太郎くんが1歳直前にほぼ同時に亡くなりました。
そして、その後間もなくお孫さんが生後1ヵ月のチュパくんを小学校の帰り道に見つけ連れ帰ってきました。
チュパくんを見た小太郎くんは、「この子ぼくの子!」とでも言うように抱きしめて離しません。
あまりにかわいがり離さないので、お母様はチュパくんを迎えることに決めました。
ここから10年、小太郎くんはチュパくんをまさに猫かわいがり。チュパくんも大好きなお兄ちゃん小太郎くんといつも一緒でした。

Mさんとお母様からお話を聞く私のすぐ横でうなだれているチュパくん。
体を撫でると悲しい目で私を見上げます。
私をじっと見つめるチュパくんからは果てしない悲しみが伝わってきます。
その悲しみすべてを受け取ると私自身崩れてしまいそうな程の悲嘆、喪失感です。

この悲しみはいったいどうしたらいいの?お願い、助けて。
チュパくんから行き場のない辛さが次から次へと溢れ出てきます。
私と会ったことでこの喪失感と辛さが消え去ることはありませんが、救いを求めるように待っていてくれたようです。
悲しいよ、辛いよと泣きじゃくるように体をすり寄せて感情をあらわにするチュパくん。
ばあちゃんの前では我慢してたのね。ばあちゃんの前では立派な男だものね。
お兄ちゃんの分までばあちゃんを守ろうとしてがんばってたんだね。

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今から天国の小太郎くんとお話するわねとチュパくんに伝えると、「お願いします」と頭を下げます。

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小太郎くん、こんにちは。来たよ。みんなあなたに会いたいって言われてるよ。

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小太郎くん

「うん、待ってたよ。ぼくもみんなに会いたいな。みんなに迷惑かけたね。
ばあちゃんには世話になった。ぼくの愛する人なんだ。
ばあちゃんとぼくは決めてきたんだ。ばあちゃんを助けに行くよって。
ばあちゃんあの時は子供だった......、約束したんだ。」

いつの時代のことでしょう。こんな映像が見えてきました。
濃いピンク色のワンピースを着た小さな女の子と小太郎くんが2人肩を寄せ合っています。
「わたしをひとりにしないでね。」女の子が小太郎くんに言います。
「ひとりになんかさせない。」小太郎くんは女の子に約束をします。

女の子だったばあちゃんと小太郎くんはいつかの時に約束をしたのです。
約束する様子はまるで恋人同士の誓いのよう。

「次はこっちで準備しなきゃいけない。迎えてあげるんだ。もっともっと楽しいことが待ってるよ。」
今回突然逝ってしまったのは、ばあちゃんがいつの日か天国に行った時に万全の態勢でお迎えをして、天国でも一緒に過ごす準備をするためだと小太郎くんは言います。

あの日のことを聞いてみました。
「何かが待ってるような気がしてそこに向かって行ったんだ。」
道路を挟んだ向こう側に白いモヤがかった幽玄な場所があり、「あれ?あんな場所あったかな?」と引き込まれるように道路を渡ろうとしてはねられました。
モヤがかった場所は実在しませんが、この時にだけ開いたこの世とあの世の通路のように見えます。

事故は家を出たその日の夜のことでしたが、実は翌朝早くにばあちゃんは家の前でじっとこちらを見る小太郎くんを見かけました。
ようやく帰ってきてくれたと「ご飯食べに戻っておいで!」と話しかけ家に入り再びご飯を持って外に出ると、小太郎くんの姿はもうありませんでした。
「ばあちゃん、先に行くね。今までありがとう。」小太郎くんはお母様に伝えるため魂の状態で帰宅したのです。

こんな不思議なこともありました。
生前よくMさんの肩に乗って遊んでいた小太郎くん。
亡くなった後Mさんの肩に小太郎くんが乗ったのを確かに感じ、後日お母様に背中を見てもらうと肩にはっきりと爪の跡が残っていたそうです。
"ぼくは元気だよ、いつも側にいるよ"というメッセージです。

そして小太郎くんは笑顔でこう言いました。
「ばあちゃんって呼んでるけど本当はぼくのかわいい子。ぼくの大切な人なんだ。」
小太郎くんにとってばあちゃんはいつまでもあの時約束を交わした女の子のままなのです。
「ぼくのことをよーく感じて。ぼくがいつも側にいることがわかるはず。ばあちゃんならできる。
ぼくはいつもばあちゃんを守ってる。目を離したことなんて一秒たりともないよ。ぼくの永遠の人。」

ばあちゃんの為に生まれ、ばあちゃんの為に旅立った小太郎くん。
彼の命はすべてばあちゃんの為。
「あんたが人間の男なら惚れとるわ。」とお母様は生前の小太郎くんにいつも言っていたそうです。
おふたりは相思相愛の永遠の恋人とでも言いましょうか。この絆、この愛。誰も間には入れません。

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岩津さんの言葉を聞いているチュパくん

チュパくんへもメッセージをもらいました。

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「あの子はぼくの立派な息子。ぜんぶよく分かってる。男なんだから大丈夫。」
彼の寂しい思いをわかっているからこそ、がんばってほしいという気持ちを込めてのメッセージです。

小太郎くんと話し終えるとチュパくんは悲嘆に暮れた表情から一変し、目に生きる力と自信、誇りが戻ったように見えました。

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時空をも超える壮大な愛。永遠の絆。
アニマルコミュニケーションという形で間に入らせて頂き、私自身もご家族の温かい愛を体験することができました。
Mさん、ご依頼ありがとうございました。


Mさんから後日談をいただきました。

この度はありがとうございました。
アニマルコミュニケーションの後、母は「小太郎が近くにいて見てくれている気がする」、「生前のように手を繋いで寝てくれている気がして、ゆっくり眠る事が出来てきた」と言っています。
小太郎との散歩道には思い出が多過ぎて、母も私もまだ出かける事が出来ていません。でも、小太郎の首輪をポケットに入れて小太郎の話をしながら、少しずつ歩いていけるようにしようねと話しています。
チュパも大きな悲しみを岩津様に受け止めてもらえたからか、まだ以前ほどの活発さはなくても、外に出られる時間が少しずつ増えてきました。
時々、何かお話をしているのか、小太郎の写真が飾ってある方をじっと見上げています。

私はアニマルコミュニケーションで小太郎から私へのメッセージがなかった事に寂しさを感じていましたが、それはきっと「おかあさんならボクの気持ち、ちゃんとわかってるでしょ」って事なのだと思って、毎日小太郎の写真に今日の出来事などを話しかけています。
この広い世の中で小太郎と家族になれたのは、ばあちゃんとおかあさんだけ。小太郎と過ごした11年の暖かくて優しくて幸せな思い出はずっと変わりません。
家族みんなにとって本当に大きな存在だった小太郎に、いつか天国に行けた時に笑顔で会えるよう、頑張って生きていこうと思います。

小太郎へ
ばあちゃんが天国に行くための準備ばかりじゃなくて、天国でみんなといっぱい遊んでいっぱい冒険してね。
ずっとずっと、ばあちゃんとおかあさんの一等賞だよ。
また会える時まで頑張るからね。
ばあちゃんだけじゃなくて、おかあさんとチュパが行くのも待っててよ(笑)。
今度はずっとずっと一緒にいようね。
小太郎。たくさんの愛を本当にありがとね。
愛してるよ。


岩津様、小太郎とチュパの言葉を聞いていただき本当にありがとうございました。
最後に、猫ちゃんをはじめ、この先交通事故で天国に逝ってしまう悲しい動物達が一匹でも減る事を願っております。





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アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!

岩津 麻佳

2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。

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みにゃさまのコメント

……泣いた。

悲しいのと、温かい気持ちが入りまじって、泣いた。

by うちのコも天国にいる 2018-12-07 10:58

感動〜。
永遠の人って最高に嬉しい言葉ですね。
猫さんの愛の深さ、強さ、純粋さがそのまま現れてる〜。
ちなみに私は人間の男じゃなくて猫の男に惚れとります。

by 柿仙人 2018-12-07 12:14

この度は本当にありがとうございました。
小太郎が天国に行ってしまったのは本当に寂しくて辛いけど、こうして小太郎の気持ちが知れ、他の猫がいる事に何もストレスもなかった事、最後が辛いなんて思ってないよ。って小太郎が言ってくれた事も『よかった』と安心できました。
小太郎とチュパ二人だけを残して外泊なんて出来なかったのですが、今は甥っ子も居てくれてるので、11年ぶりに先日母と一泊で温泉に行ってきました。小太郎とチュパの写真も持って4人で行きました!
これからも、小太郎を心で抱きしめて楽しく前を向いていきたいと思います!

by cotaねぇ(依頼者Mです) 2018-12-07 15:16

猫が事故で亡くなると家族の身代わりになった。と実家では昔から言ってました
先代猫ちゃんと一緒にいるんでしょうね

チュパくんが、我が家の猫に似てます

by ひげたろう 2018-12-07 19:07

読んでいる間、涙が止まりませんでした。猫さんの愛は、生まれ変わっても続いていくのですね。
一緒に居られる今を大切に、毎日を過ごしたいと思います。

by さび茶風 2018-12-07 23:36

これまでには最後を看取ったコも、小太郎くんのように、行き方知れずになってしまったコも
様々にいるけれど、出会うコトで始まった縁は
こんなふうにずっと続いてゆくのですニャ✨
それならば、これから生きてゆく折々の中、
今はもう居ないあのコたちに、
もっともっと語り続けていたいニャ~♥
そして待ってるにゃヨ~
いずれワタシがそっちに行ったら、
あーだこーだしつっこく、質問攻めに
してやるからニャン(^^)

by にあ 2018-12-08 14:41

読みながら 泣いてしまいました。
小太郎くん きっと神様に 選ばれた猫だったんですね。
猫は 人間を 幸せにする為に 神様に創られた 尊い生き物 って 思いました。
我が家の 愛猫を ますます愛さずに いられなくなりました。
でも やっぱり ちょっと 悲しかったです。

by ココア 2018-12-09 01:10

>うちのコも天国にいる 様
私も同じ気持ちです:_;

by 岩津 2018-12-10 14:44

>柿仙人様
永遠の人、なんと美しい愛でしょう。。
同じく私も猫の男に惚れていて、猫の夫を持つ人間です。

by 岩津 2018-12-10 14:48

>cotaねぇ様
家族で温泉旅行、心も体も温もり最高ですね。
この度は家族愛に触れさせて頂き感謝しております。
お母様とチュパくんにどうぞよろしくお伝えくださいませm(__)m

by 岩津 2018-12-10 14:53

>ひげたろう様
そんな言い伝え?があるんですね!
天国では先代のみんながお迎えしてくれたはずです(^^)

by 岩津 2018-12-10 15:00

>さび茶風様
愛は時空を超えますが、今は今ここにしかありません。
私もさび茶風さんのように今を大切に生きたいと思います。

by 岩津 2018-12-10 15:04

>にあ様
終わりばかりに目が行きがちですが、にあさんの仰るように出会いからすべてが始まる。
いつもそこを見ていたいものです(^^)
質問攻め(笑)、お気持ちわかります。

by 岩津 2018-12-10 15:10

>ココア様
猫は間違いなく人間の、地球のしあわせの為に生きていてくれている、いつもそう思います。

by 岩津 2018-12-10 15:13