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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年02月09日

「宮城県 犬猫里親探しの会 バトンタッチ」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:宮城県遠田郡美里町

 私たちバトンタッチは、保健所に保護された犬猫を救って、里親を探すボランティア活動をしてきました。
現在の宮城県の保健所では、保護された犬猫について、一般の方に譲渡し、出来るだけ殺処分をしないような努力をしてくれています。
しかし、譲渡出来る犬猫は、一般の方々に知ってもらうため、ホームページに、掲載され呼びかけをするようになりましたが、判定から外された犬猫は、ホームページには、もちろん掲載されません。
しかし、そんな中、他の犬をバトンタッチとして、お迎えに行った際に、目にした犬がいました。
野犬として捕獲檻に捕まり保健所で保護されましたが臆病で、慣れないため、譲渡判定から落ちたオス犬でした。手を差し出すと私の手の臭いを嗅ぎ、穏やかな、目で見つめてくれたので、この子も引き取りますと伝え、連れてきました。
その後、警戒心もなくなり、人を信じてくれるようになり、5月に里親希望者のS様のもとに引き取られ、レン君という名前を付けてもらい、愛情をかけてもらっていました。
そして、同じ保健所に8月、レン君と似た雌犬がやはり捕獲檻にて捕まりました。この子は、母犬と2匹の兄妹と放浪していて、この子だけが保健所の罠の檻に入ったため、非常に暴れて固まってどうしようもないので、やはり、殺処分決定となりました。
しかし、まだ幼さが残るこの子も、生きる価値があると思い、引き取ることにしました。しかし母犬と離れ、孤独な環境が、なかなか心を開かず、時間が過ぎるだけでした。
そんな中、レン君の里親さんが、この子も引き取りたいと申し出てくださいました。まだ慣れていないこの雌犬は、慣れるまで時間がかかるだろうと思っていたのですが、先に引き取られたレン君がこの子を優しく受け入れて、雌犬はミルクちゃんと名付けてもらって、まるで父親と娘のように何をするにも一緒で、レン君を触りながら、さわるとミルクちゃんも、初めて触らせてくれるようになりました。

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その後徐々に慣れていき、今では飼い主のS様にも自然とさわらせてくれるようになりました。

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レン君とミルクちゃん

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寝ているレン君とミルクちゃん

 このように、譲渡に不向きといわれた子達でも、愛情と時間を掛ければ、どんな子もきっと心を開いてくれるという良い事例です。私たちバトンタッチは、どんな子も同じ命として幸せにしていきたいと思っています。


<ご支援くださっているみなさまへ>
これからも、保健所の犬猫を救う活動していきますので、ご支援よろしくお願いいたします。



「宮城県 犬猫里親探しの会 バトンタッチ」
http://batontouch.chu.jp/
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