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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年04月13日

「一般社団法人 清川しっぽ村運営委員会」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神奈川県愛甲郡

清川しっぽ村号 TNR活動運行レポート

今年4月から試運転を含むTNR運行に本格的に乗り出した動物診療車
『清川しっぽ村号』

車両はTNR活動にご賛同いただいた会員様をはじめとする
ご協力者様と清川しっぽ村の協働により完成した、
猫の不妊・去勢手術に特化した診療車です。

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(左が移動診療車、右が猫カーゴ君2台セットで移動します)


運行から今日(10月15日)までに108頭の不妊手術を行なうことができております。
運行を重ねるうちに、取り回しに不便を感じる点、不足品、改善点
そして利便性 様々なことが見えてきました。
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(猫カーゴ君は主に搬送車両として大活躍です)

車両運行にあたっては、乗り込み執刀医(獣医師)、実施現場の管理者、地域の方のご理解とご協力、術前・術後の動物管理にあたるスタッフの確保などなど調査や打ち合わせに飛び回る事前準備もバランス良く進めていかなければなりません。

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幸いにも『清川しっぽ村号』の運行は、これまで多くのボランティアさん、地域の協働者様、獣医師さんに恵まれてきました。

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今後も有意義で円滑な車両運行を目指すにあたり、清川しっぽ村は野良猫さんの過剰繁殖抑制に効果的な方法のひとつとしてTNR運動を普及していきたいと考えております。

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(清川しっぽ村でおこなった猫の不妊手術時の一コマ)

野良猫問題は昔から(30年以上)全国で取り沙汰されておりますが、不妊手術を施していない猫たちへの給餌行為、所謂 「エサあげ」が続く限り何十年後も野良猫問題が平和に解決することはありません。


暑さや寒さの不快感はストレスとなり寿命を縮め、感染症への罹患や交通事故へ遭遇する生命の危機に怯えながら暮らす猫たちに『自由奔放に・気ままな』と言った形容は果たして相応しいものでしょうか?

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一般的に TNR活動は猫に不妊手術を施した後、元の生活圏へ戻すため 見た目に猫の頭数が少なくなるわけではありません。
その猫の代をもって野良猫として生まれる子孫の過剰繁殖を抑制し、地域猫として生活させることを目的としております。

その生活圏で暮らす野良猫の 一斉捕獲は困難なことが多く、ひとつの地区でさえ幾度かのTNR実施が必要になります。
術後の経過観察と訪問調査を必要とする根気強さが求められる活動です。

結果が大きく目に見えて改善されたと感じることが出来るのは、ひとつの地区の全ての野良猫に不妊手術を施すことが出来たという前提でさえ、2〜3年後となります。

不幸な命を増やさない愛

清川しっぽ村TNR活動はご賛同くださる皆様と信念とともに継続いたします。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも清川しっぽ村活動を応援して下さりありがとうございます。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。

清川しっぽ村は被災動物をはじめ身寄りのない犬猫達を50頭近く保護し
獣医師、保健所の指導のもと適切な飼養をおこなう施設を運営することができております。

こちらの施設は里親を希望する、しないにかかわらず
ボランティア体験やお世話などをおこなうことができます。
犬猫に触れ合いたいという方がおりましたらぜひお越しをお待ちしております。

そしてお世話が落ち着くお昼ごろでしたら
ご見学だけでも大歓迎ですのでお気軽にお問い合わせください。

今後も清川しっぽ村は声なき声に耳をすませ
動物たちの幸せを願う方々の輪を広げながら
彼らの命と心を尊んでいく社会を目指し尽力してまいりますので
細く長くご無理のない範囲で見守っていただければ幸いです。

どうかよろしくお願いいたします。

清川しっぽ村 吉島 崇憲



「一般社団法人 清川しっぽ村運営委員会」
http://ameblo.jp/ananan223/
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