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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年03月04日

「特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:大阪府豊能郡

5月、高齢のご夫婦が約1年前にペットショップでウサギのつがいを購入したところ、19羽にまで増えてしまい、ご夫婦の体調不良とも重なり、飼育しきれなくなったとの連絡がありました。19羽にまで増えた後は1羽ずつ買い物かごに入れて増えないよう飼育されていたため、人に慣れていないウサギも多く、中には抱っこを極端に嫌がったり、攻撃的なウサギもいました。全頭不妊手術を施し、毎日優しく話しかけお世話をしていくうちに、今では自分から撫でてもらいに来るほどになりました。2羽は早々に貰われていきましたが、今も17羽のウサギたちが新しい家庭を待っています。

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ウサギのルド。これまでの買い物カゴ生活とは違う、広いスペースでの生活にも慣れてまったり。

7月、ドーベルマンがゴミ捨て場にうずくまっているとの通報がありました。急いで病院へ運んだところ、子宮蓄膿症を発症しており、すぐに手術となりました。また頭頂部には骨折があり、犬に噛まれたか人に叩かれたのかもしれないとのこと。
当初は緊張からか犬舎でうずくまっているばかりで、ふらつきもあり散歩にも行けませんでしたが、徐々に心を開くようになり、過酷な経験をしたにも関わらず本来の明るい性格が見られるようになりました。段々と散歩を楽しめるようになり、10月に参加した里親会をきっかけに、新しい家族に出会うことができました。

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発見された時にはお腹が痛かったのか、うずくまったまま動けなかったドーベルマンのディスティニー2。

今年は春から秋頃までかけて、例年以上に猫の保護依頼が多くありました。そこで9月の定例里親会は「猫だらけ里親会」と題し、子猫15匹と犬2匹が参加しました。SNSで皆さんに広めていただいたおかげもあり、猫の里親希望の方に多くお越しいただくことができました。どうしても連れていけるのはストレスのかかりにくい子猫中心となってしまいますが、今後も定期的に開催していきたいと考えています。そして現在も、沢山の子猫たちが新しい家族を心待ちにしています。

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9月に開催した猫だらけ里親会の様子。多くの猫たちがリホーム(譲渡)できましたが、まだまだ里親さん大募集中です。

9月下旬、独居男性が亡くなり、犬が数頭取り残されているとの通報がありました。親族はみな犬が苦手で触ることができないということで、急いで現場に向かったところ、数日間食べ物がなかったためか、犬たちが探して部屋中を荒らしたような状態でした。全部で7匹のプードルミックスたちは、長期間全くトリミングをされていなかったようで、全身がフェルト状の毛玉に包まれているような出立ち。皆すこし怖がりではあるものの、幸い攻撃性のある子はいませんでした。全頭トリミング、ワクチン接種、不妊手術を施し、4匹は順調に新しい家族のもとへ巣立って行き、今も3匹が里親さんを募集中です。

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肢の毛も絡まり過ぎていたためか、歩きづらそうだったプードルミックスたち。

<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも沢山の方からのご支援を賜り、誠にありがとうございます。
日々、相談や引き取り依頼を受けていると、ペットショップでの説明不足が悪因の一つとなってしまっていると感じることが度々あります。5月の19羽のウサギのレスキューも、つがいのウサギを避妊・去勢手術をしない状態で飼育をすれば、間違いなく増えるということは販売する際にも十分に予測できたはずです。販売した動物たちの先々を考えずに安易に売ってしまうことは不幸な動物たちを増やしてしまうことにも繋がっているということを今後も広く発信していきたいと考えています。今後ともどうぞご支援の程よろしくお願いいたします。


「特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西」
http://www.arkbark.net
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