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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

岩津さんに聞く!

2016年02月05日

アニマルコミュニケーター岩津さんに聞いてみよう ~オカメインコの心

みにゃさま、こんにちは。
今回は、募集しているアニマルコミュニケーションにご応募くださったMさんのお宅に訪問してきました。

今回の依頼はオカメインコに関するご相談です。
一緒にいてあげられる時間が少ないので寂しくないでしょうか・・・という飼い主のMさんからのご相談です。

マメフクちゃんは4才のオカメインコ。豆類が大好物の飼い主Mさんが、福が来ますようにと願って「まめふく」と名づけました。通称まめちゃん。ずっと男の子と思っていたのですが、お迎えして1年目のある満月の日に卵を産み、女の子と判明しました。

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飼い主のMさんのかけがえのないお父さんが亡くなった4年前、寂しさや辛さから逃れたいと思い、ずっと飼いたかったこともあって鳥をお迎えしようと決めました。死を遠ざけるべくできるだけ寿命の長い鳥を調べ、オカメインコを選びました。


それまで真っ暗だった家にあかりが灯ったように、まめちゃんの存在はMさんを照らし温めました。

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一人ぼっちの食事の時間、Mさんがごはんを食べ始めるとまめちゃんもそれを見て一緒に食べ(鳥は大好きな相手や仲間と同じ行動を取る習性があります)、部屋を離れると「どこに行ったの?」と呼び鳴きます。

生活を共にするうち、まめちゃんの愛によってMさんの悲しみで満ちた心は癒されていきました。お父さんの亡くなった直後は後を追って自分も逝きたいとさえも考えていましたが、まめちゃんのために生きたい!生きなきゃ!と思うようになりました。

そしてやっと外出できるほどに心が癒えたMさんは、お迎えしてから今まで長い時間を共にしてきたこともあり、ひとりの時間をまめちゃんが寂しく思っているのでは?と心配されてご相談されたのです。

ご対面して、まめちゃんにお話しに来たことを伝えると、一言「わかってるわ」と毛(羽)づくろいを始めました。

毛づくろいが念入りすぎたので、遠慮気味にそろそろお話ししたいんだけど・・・と様子を伺いながら尋ねると、「タイミングっていうものがあるのよ!」とまめちゃんに叱られました。

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確かにそうです、まめちゃん。私のタイミングが悪いのです。時間のことを気にして強引になってしまいました。すみません。

ずいぶん念入りなお手入れが終わり、ようやくインタビューさせてもらえると思ったら今度はウトウトし始めるまめちゃん。

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もう今しかない!と強引なのは承知でまめちゃんに聞きました。

お留守番は寂しい?と尋ねると、「うん、さみしい」とポツリ。
Mさんの留守中に外で物音がする度に、「あ、帰ってきた!」と喜び、「あ、違ったんだ」と肩を落とすことを繰り返しているまめちゃんの様子が見えます。

お留守番は寂しいですが、行かなければならないMさんの事情もわかってはいるのです。「ずっといたらいいのに」と聞こえないほどの小さな声が聞こえました。

この後、まめちゃんはしばらく黙り込んで何か考えているような様子でしたが、何かを決めたようにぱっと顔を上げ、「お父さんは帰ってこないのよ」ときっぱり言いました。

まめちゃんはお父さんが亡くなった後にお迎えしたので、お父さんに会ったことはありません。でも、亡くなったことは知っています。なぜ自分がMさんに迎えられたのかも分かっています。

広い家で1人、悲しみや寂しさに涙していたMさんをずっと見守り、寄り添ってきたまめちゃんだからこその励ましの一言なのです。これを言ったらMさんを傷つけてしまうのでは? また家から出られなくなるのでは?と言葉にすることをためらっていましたが、Mさんを愛しているからこそ伝えたかったようです。

家族だからこそ言える言葉。

Mさん、まめちゃん、出会えて家族になれてよかったですね。温かい家族の愛に触れ、私も心温かくなりました。どうもありがとうございました!

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【お知らせ】
私のことが電子書籍になりました。
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著者はシドニー在住の私の友人、高貝 志穂さんです。
友人の目線から見た私のこと、アニマルコミュニケーションとカウンセリングを仕事として始めることになったいきさつや、友人とのエピソードなどなど、スピリチュアルは特別ではなく日常であり現実だということを知っていただけるきっかけになるのではないかと思います。




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アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!

岩津 麻佳

2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。

HP

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みにゃさまのコメント

オカメインコのまめちゃん可愛いですね♪岩津さんの足元でウトウトしたり猫さんの
置物に隠れたりして!お留守番は「寂しい。」「お父さんは帰ってこないのよ」という
ことばに胸がじーんとしました。まめちゃんはMさんのことが大好きなのですね。

微笑ましい、まめちゃんとMさんいつまでも仲良く寄り添ってお幸せに☆
岩津さんの温かいお言葉にいつも勇気づけられます。ありがとうございました。
ご縁がありましたら天国にいるチェリーと(小桜インコ)お話ししたいと思います。

また、宜しくお願い致します。

by チキママ 2016-02-07 18:31

>チキママ様

束の間ですがまめちゃんとMさんと時間を共にして、私も幸せのおすそ分けを頂きました^_^
チキママさんはコザクラインコも飼っておられたんですね。

by 岩津 2016-02-09 15:05

まめちゃんMさんの事が大好きなんですね。
あの小さな頭で感情等は人と同じなんだなと思いました。
私が実家にいた頃はセキセインコを飼っていました。
卵から生まれて母が職場へヒナも連れて行きご飯をあげていた「きーちゃん」は私と一緒にお布団でお昼寝したり家族が外出する時は背中を向けて帰ると前を向いて喜んだり感情豊かな子でした。
私がお腹に子供を授かり実家に報告の電話をした日に老衰で亡くなりました。

by marimiru 2016-02-14 07:33