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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

岩津さんに聞く!

2015年07月03日

アニマルコミュニケーター岩津さんに聞いてみよう ~鳥さんとの対話編

みにゃさま、こんにちは。

以前、岩津さんと訪問したインコ・オウムのレスキュー団体 認定NPO法人「TSUBASA」さん。(以前の記事はこちらから)。ご縁がつながって今回、TSUBASA代表の"鳥爺"こと松本 壯志さんと岩津さんとで、鳥の気持ちについてのトークセッションが開催されました。ぜひお伝えしたい内容とのことで、当日の様子を一部抜粋でお届けします!



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6/6(土)にインコ・オウムのレスキュー団体「TSUBASA」さんにて、トークセッションを行いました。その中で、とり村の住鳥さんとコミュニケーションの実践をしたのですが、鳥さん達から私たち人間への素晴らしいメッセージをもらったので、猫部読者のみなさまにもぜひ聞いていただきたいと思います。

イベントの前、アニマルコミュニケーションの実践にお相手として参加してくれる鳥さんを探すため、一羽一羽にごあいさつをしながら「出てみませんか?」と出演交渉をして回っていたところ、「ぼくがお話する!」とやる気満々で立候補してくれたのがアオメキバタンのシロちゃんです。

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「TSUBASA」さんのHPより

シロちゃんは何度もTV出演経験があり、質問事項などを軽く打ち合わせすると、「大丈夫、大丈夫。それよりなでてよ。」と余裕です。さすがとり村のスター!

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これは以前訪問したときのシロちゃんです。

そして本番直前。私が会場入りする前に側にシロちゃんがいたので、「よろしくね。」と言うと、なんと! 緊張で固まっているではないですか。頭が真っ白の状態です。「シロちゃん、大丈夫?」と聞くも、緊張でそれさえも耳に入らない様子・・・ですがそれを見たスタッフさんが、「この子は本番に強いから大丈夫です。」と心強い言葉をいただき一安心。

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トークセッションも進行し、いよいよシロちゃんの出番です。会場からシロちゃんの待つ場所へ参加者の皆さんに移動していただき、私からシロちゃんに「何か言いたいことはありますか?」と質問をしました。

スタッフさんの手に乗りながら「う~んと、う~んと。」と考え込んでいます。質問が抽象的過ぎたかもしれません。ごめんね、シロちゃん。しばらくすると顔を上げて私を見つめ、「人を増やしてほしいです。」ときっぱり一言。驚きで今度は私の方が固まってしまいました! スタッフにどうお伝えしようか戸惑いましたが、
正直に松本さんにお伝えすると、優しい笑顔でシロちゃんの気持ちを受け取って下さり、参加者さんたちも笑顔に包まれ一瞬にして場が和みました。

シロちゃんが「人を増やしてほしい」と言ったのは、遊んだり1対1で過ごせる時間がもっと欲しいという願いもありますが、日々真剣な眼差しで自分たちのお世話をしてくれているスタッフの方々の大変な姿をよく見ているからこその、心配りと仲間意識なのです。立派で誇れる、とり村スタッフの一員ですね!

シロちゃんにはもう一つ、「参加者の皆さんへのメッセージはありますか?」と聞いてみました。すると、
シロちゃんからは「みなさん、ぼくたち鳥のことは好きですか?」と質問が投げかけられました。もちろん、ご参加の皆さん、声をそろえて「はい、好きです。」と答えて下さいました。

それを聞いたシロちゃんは、「そうですか、ありがとう。では、もっともっと好きだということを鳥たちに伝えてあげて下さい。」とメッセージをくれました。この言葉にはとても感動し、大切なことの再確認をさせてもらいました。愛情を言葉や行動にして伝えることは最も大切なことのひとつであると同時に、動物と人とのコミュニケーションで最も基本的なことだと私は思っています。

次のコミュニケーションのお相手はコザクラインコのこてつ君です。こてつ君は立候補こそしませんでしたが、愛嬌がありしっかり落ち着いているのでお相手にふさわしいのでは?と交渉を何度かしたところ、おねむだったので事前にお話ができませんでした。ところが本番前にこてつ君はパッチリと目が覚め、お話ができたので急きょ参加してもらいました。

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こてつ君にも皆さんへのメッセージを尋ねると、「ぼくたち鳥は人が大好きです。」と落ち着いた口調で答えてくれました。

こてつ君はTSUBASAさんに来る前に何度か飼い主さんが変わったようです。「ここで鳥たちと暮らすのと、お引越しをして新しい飼い主さんと暮らすのとどちらが良い?」と本番前に尋ねたのですが、「どちらでもいいよ。」とさらっと一言。何度も飼い主さんが変わることについては、「それは人間の事情があるから仕方ないんじゃないの?」と... こてつ君は聡明な青年といった印象を受けました。

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こてつ君はケージの中で隠れてみたり、突然ガブッと甘噛みしたりするのですが、その理由は
そうすると前の飼い主さんがとても喜んでくれたからのようです。おじいちゃんが孫にそうするように、少々大げさに、愛しいこてつ君の仕草すべてを目を細めて見てくれていたようです。こてつ君にとって大事な温かい思い出なのだと思います。

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こてつ君。「TSUBASA」さんのHPより

こてつ君に、「本当はまた人と家族になりたいんじゃないの?」と尋ねると、それまでしっかり私の目を見て話してくれていたのですが、下を向いて聞こえない程の小さな声で「うん」と答えてくれました。「ぼくたち鳥は人が大好きです。」と言うのは、もちろん、とり村の住鳥を代表する言葉でもありますが、こてつ君の自身のメッセージでもあるのだと思いました。
またもう一度、人に愛されて、人を愛して、しあわせな暮らしを送れますように。

このTSUBASAさんでのセッションでは参加者の方々とスタッフの皆さんが純粋なお気持ちで熱心に聴いておられ、「一体感」を強く感じたのが印象的でした。鳥さんだけでなくすべての生き物への愛情と、「つながりたい」という想いも感じました。

すてきな時間を皆さんと共有できたことに感謝しております^_^ とり村住鳥のみんな、笑顔で受け入れてくれてありがとうね。

TSUBASAさんの里親会のコンセプトは、「人が鳥を選ぶのではなく、鳥が人を選ぶ」です。鳥に選ばれるという意味だけではなく、鳥を知ってもらいたいという想いで活動されており、定期的に里親会やセミナー等も開かれています。もし飼いたいという方がいらっしゃったら足を運んでみてはいかがでしょうか?



 【お知らせ】
★次回は8/22に、同じくTSUBASAさんで岩津のイベントがあります。詳しい内容などは、TSUBASAさんのイベントページで告知がありますので少々お待ちください!

★8/21、22、25 には東京都内で個人セッションがあります。今一緒に暮らしている子、天国の子、迷子の子のことなどでご相談ある方はご予約ください。詳しくは岩津の個人ブログの方をご覧くださいませ。

★アニマルコミュニケーションをじっくり学びたい方のための一日講座を始めました。神戸(7/4、7/24)と東京(8/23,8/24)で開催しますので、ご興味ある方は、岩津の個人ブログの方でご確認ください。楽しいカリキュラムを考えています♪ 


 

 

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アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!

岩津 麻佳

2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。

HP

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みにゃさまのコメント

わ〜誰でも動物たちとお話しできるようになるんですか!?
できたらいいですね〜。
アリから象や鯨まで誰でもいいんでしょうか?

by ニナ 2015-07-03 21:36

>ニナ様
誰でもお話できるセンサーは持っているのですよ^_^
昆虫、お魚、鯨等々命あるものすべてとお話ができます。

by 岩津 2015-07-03 22:13

鳥達が、人間が置かれた状況までちゃんと正確に判断して理解をしていることに
ビックリしました!!
お世話をしてくれるスタッフの人手が足りないだとか、自分の飼い主が変わるのも、
人間にも事情があるから仕方が無い・・・なんて、そんなことまで理解しているだなんて・・・!!
動物達がそこまで正確に人間を理解しているなんて、思いもしませんでした。
なんか、感動しちゃいますね♪
何でも理解できる脳と心を持った動物達と接する時、改めて人と接する時と同じように
いちいち言葉に出して接して見たい!と思いました。(^-^)
人間より知脳が低いとか言われていますが(勝手に人間からそう思われているだけ?)
全然そんなことは無いんですね~・・・w

by 紅お蝶 2015-07-03 22:56

>紅お蝶様
みんな人間をよく観察してます。観察は愛情あってこそですね^_^

by 岩津 2015-07-04 08:53