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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2015年02月10日

「認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会」さまの活動レポート

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会」さまより活動レポートが届きました。


(実施期間:2014年5月~2014年10月)
(実施場所:北海道夕張郡)

2014年5月~10月末日の期間中に北海道内の行政機関等から保護した犬は50匹、猫は40匹の計90匹。新たな飼い主さんにもらわれ、家族の一員となった子は、犬52匹、猫50匹の計102匹でした。

当会では猫よりも犬の譲り渡し数のほうが倍近くと多いのですが、今期は猫の譲渡数も犬とほぼ同等となりました。特に成猫に目を向けていただけるようになったと感じていますし、感染症キャリア猫に対する理解も徐々にですが浸透してきたのではと、喜ばしく思います。

そういった流れの中で今期で特に印象に残った子たちは、猫エイズ感染症キャリアの4匹、「イチゴ 推定4歳 ♀」「マッシュ 推定4歳 ♂」「シィ 推定3歳 ♂」「ミッチー 推定6歳 ♂」です。
「イチゴ」と「マッシュ」は飼い主放棄、「シィ」は乳飲み子6匹兄弟で、「ミッチー」は衰弱した迷子猫としてそれぞれ地方の保健所や、札幌市動物管理センターに収容されていました。

「シィ」と「ミッチー」については、当会で保護してからすでに3年が経過しており、性格の良いゴロスリ猫にもかかわらず、なかなか新しい飼い主さんとの出会いもない状況でした。
そんな折、前々回の当会の活動報告で交通事故に遭い下半身麻痺になってしまった「キャンディ 中小型ミックス犬 推定10歳 ♀」をご紹介させていただきましたが、治療でお世話になりました某大学病院の麻酔科の先生が前述の4匹を気にかけてくださり、ハンデのある動物に配慮できるように建てられたお家で暮らせることになりました。

お家全体にキャットウォークや明るい日差しの注ぐ大きな窓があり、猫部屋もあるそうで、本当に幸せそうな4匹のご報告をいただいています。

20150210_hokkaidoshipponokai_1.jpg

一方ではこんなに幸運な子達ばかりではありません。
真夏、地方の保健所に2キロに満たないマルチーズと思しきボロボロの小さな白い犬が収容されました。国道沿いを放浪していたところを保護され、非常に衰弱しているとのこと。保健所からいただいた写真には、腹部いっぱいに広がった腫瘍のようなものがありました。緊急性が高いとの判断で、公示期間終了後、すぐに引取りに向かい病院へ搬送しましたが、検査の結果、獣医師も驚くほど状態が悪く、乳腺腫瘍が腹部全体から股間、陰部にまで広範囲に広がり、肺にまで転移しており手術はできないと判断されました。 保護時はボロボロで被毛も伸び放題だったのですが、写真は、病院でトリミングしていただいた後のもので可愛いお顔が良くわかります。

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その後、「天羽(あまね)」と名付けたこの小さな命は、当会の預かりスタッフのもとで、残された短い日々を温かいお家でおいしいご飯を食べながら穏やかに過ごし、引き取りしてからおよそ1か月後の9月中旬、天に召されていきました。

不用になったブリーダーによる遺棄か、病気で手に負えなくなった飼い主による遺棄か、どのような理由でもこういったネグレクト型虐待は許されるものではありません。

昨年の9月1日、動物愛護管理法が改正され、行政が動物取扱業者から引取りを求められた場合の他、繰返し引取りを求められた場合やあらかじめ新たな飼い主を探す取り組みをしていない場合、犬猫の高齢化、病気等の飼養が困難であるとは認められない理由による場合等、終生飼養の趣旨に反する場合には引取りを拒否できることとされました。

また、自治体は殺処分がなくなることを目指して、引き取った犬猫をできるだけ返還したり、譲渡するよう努めることが明文化されました。

しかし、法律にそう明記されても、警察で取り締まり、実際に検挙されることもないため、こうした事件は後を絶ちません。弱い者を慈しみ、思いやりのある社会は人のモラルだけでは成り立たないのでしょう。罰則がある以上、悪を犯す人間を取り締まるのは当然のことと思います。
「天羽(あまね)」のように、保護収容され明るみになるケースは一握りなのかもしれません。

動物愛護週間行事では、毎年札幌市と江別市で行われる愛護フェスティバルに参加させていただいており、今年も北海道内の犬猫の収容処分数や飼い主さん募集中の犬猫や卒業犬猫のご紹介等をわかりやすく展示し、地域の現状と当会の活動を知っていただくことを目的にしています。

20150210_hokkaidoshipponokai_3.jpg

江別市の愛護フェスティバルでは、マイクロチップの挿入実演犬に当会の保護犬たちが活躍、恒例の催しとなっています。一般飼い主さんたちへの意識の向上に寄与出来たものと思います。

【今後の展開】

私たちの住む北海道での動物愛護福祉の意識の向上を目指し、各分野の専門家をお招きしての公開講座を定期的に開催する運びとなりました。その第1回目の公開講座を11月29日に予定しております。また、引き続き、行政収容施設からの一般譲渡促進のための情報提供や拡散、北海道ではまだなじみの薄い地域猫活動の推進にも注力していく所存です。

<ご支援くださっているみなさまへ>

いつもしっぽの会の活動をご支援くださり、本当にありがとうございます。皆様一人ひとりのご支援が、しっぽの会の活動の支えとなり大きな力になっています。いただいた大切なご寄付は、保護した犬猫の医療費や療法食等に大切に使わせていただきます。各自治体や一般市民の方々のご理解と努力で保健所からの一般譲渡が進んでいることは大変嬉しいことですが、その一方で、当会で保護する犬猫は高齢だったり重病だったりと医療費やマンパワーが必要な子も多くなってきており、フェリシモ基金さまに大変助けていただいております。

これからも引き続きしっぽの会をご支援応援していただけたら幸いです。本当にありがとうございました。


「認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会」
http://shippo.or.jp/


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