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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

岩津さんに聞く!

2016年03月18日

アニマルコミュニケーター岩津さんに聞いてみよう ~猫に好かれるお父さん

みにゃさま、こんにちは。

今回は、募集しているアニマルコミュニケーションにご応募くださったKさんのお宅に訪問してきました。

Kさんが送ってくださったお悩みはちょっと変わったものでした。

相談したいのは夫と猫たちのことです。
一昨年の6月、路上で生まれたての子猫を3匹保護しました。母親を探すも見つからず、放っておけないので、それまで私は猫を飼ったことがなかったのですが、とりあえずうちに連れて帰りました。

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問題は、夫のことでした。生まれたての子猫のお世話でてんてこ舞いのところへ、夫は猫が大の苦手。里親さんを探すからととりあえずうちに置いてもらう許可を取り、育てて行くうちに、子猫たちのあまりのかわいさに自分の気持ちも止められず、里親さんを探すという話はどこへやらで現在に至ります。(私はこれをきっかけに保護猫ボランティアにも携わるようになりました)

3人の子どもは、小学生と中学生なので喜んで猫のことを手伝ってくれます。

夫は、子どもが小さいうちから生き物を飼うことは良いことだと頭では分かってはいるようですが、飼い猫になった3匹の名前を呼ぶことはなく、触るのさえ拒否。

それでも猫達はなぜか夫が大好きなようで、お見送りやお帰りのあいさつをしに玄関へ行き、夜はコタツでうたたねをする夫の側でなにげなくくつろいでいます。夫は寝ている時は気付いていませんが、猫が側にきたら自分からあわてて避けます。

猫が来たことで、決して家族の仲が悪くなったわけではないのですが、この環境で3匹の猫たちは夫のことをどう思っているのでしょうか?
それとももしかして、夫は私たちの手前、目の前では仲良くせず、見ていないところで実はコミュニケーションをとっているのでしょうか(笑)

猫の話題になると話をそらすので、夫には内緒の相談になるのですが・・・。


お部屋にお邪魔するとすぐに「ようこそこんにちは!」とスマートな笑顔でランちゃん(1歳8ヵ月)がごあいさつに来てくれました。待っていましたと言わんばかりの歓迎ぶりです。

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ランちゃん

ランちゃんと兄妹のモカ君(1歳8ヵ月)はすーっと足元に体をすりつけたり離れて様子を観たり。ちょっぴり人見知りがあるようですが、お姉ちゃんのランちゃんの歓迎ぶりを見ているので警戒はしていません。

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モカ君

末っ子のこま君(9ヵ月)は冷蔵庫の上に避難して様子を伺っています。

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こま君

飼い主さんであるKさんに3匹のお話を伺っていると、そこへ噂の(!?)ご主人の登場です。
なんと、驚きました... 
動物に好かれるオーラで光り輝いておられます!

こういう方はごくまれに存在されるのですが、ご主人はどんな動物からも好かれるオーラの持ち主で、うらやましいことにこれは生まれ持った才能です(ちなみに私にはこのオーラはありません涙)。ジャングルに行ったら好かれすぎて大変なことになるかもしれません...

ご主人は純粋で心優しく穏やかで、ちょっぴり怖がりの少年がそのまま大人になったような方です。

だからこそ次々と猫たちがやって来たと言っても過言ではありません。もちろん、奥さまであるKさんもおられるからこそですよ。心優しいお二人のお宅を選んで慕って、そしてこの時を選んで3匹はやって来たのです。
どんな出会いにも偶然はありません。動物も人間も過去にお互いに約束をして、または神様にお願いをして、時を選んでめぐり会うのです。

幼いころのご主人に、犬や猫が遊んでほしくていやされたくて寄って行く様子が見えます。ですが、ご主人は怖がりさん。子どものころは体が小さいので、犬も猫も大きく見え、勢いもあるので寄ってこられるのが怖くて仕方ありません。

(余談ですが、実は私も幼いころは犬が苦手でした。静かに遊ぶことが好きだった私は、勢いよく飛びつかれ二度と起き上がれないかと思うほどもみくちゃに舐められたり甘噛みされたりがイヤで仕方ありませんでした。ですので、もっぱら遊び相手は静かで穏やかな昆虫だったのです。)

ご主人は心の底では動物が好きなのです。本当は触りたいし一緒にいたい。ただ、幼いころの怖がりの少年が少しだけ残っているのです。「触れたい、でも・・・」を繰り返されているようですね。生まれ持った動物から好かれる体質、心の底では動物好き。そして極めつけは「怖がり」というのがさらに好かれる要因になり、功を奏してしまったと思われます。

動物が大好きで触りたくて仕方のない子どものように遠慮なく近づくことはされませんし、寄って来てくれるのを待つ体制を自然と取っておられます。「待つ」ことは相手を尊重・配慮している証です。信頼関係を築き、動物側のタイミングを気長に待つ。これはアニマルコミュニケーションの基本です。

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アニマルコミュニケーションは、待つこと、気持ちに寄り添うこと。決して無理強いはしません。動物側のパーソナルスペース、時間を侵すことはしません。

人間同士も同じですね。相手があまりにもかわいいから、仲良くなりたいからと言っていきなり触れたら大変な目に合います。抱っこしながら、体を触りながら会話をすることもまずありませんよね。

私は基本的にコミュニケーション時に触りながらお話はしません。触ってほしいという思いが動物側にある場合のみ触れます。触れる時は触れる時、お話はお話と分けています。

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特に過去に嫌な思いをした動物は、人間の手は「奪われるもの」という意識を持っている場合もあるので慎重になります。体の自由を奪われる、自分の時間を奪われる、そして心を奪われる(恐怖で侵される)といった意識です。

ご主人の話に戻りますが、猫たちを拾った当初は怖い、苦手と確かに思っておられましたが、生活を共にするうちに幼いころからの恐怖が克服でき、興味や好奇心に変わり、今では愛情をいっぱいに感じておられます。幼いころから怖いけど本当は仲良くなりたかった動物たちと今こうして一緒に生活ができ、触れ合うこともできるようになり、うれしくてたまらないお気持ちも伝わってきます。

ですが、ご家族に「苦手」と宣言してしまった手前、今さら「大好きになってしまった」とは照れくさくて言えないようですよ。3匹を名前で呼ばないのも照れでしょう。

Kさんの留守中にご主人は3匹が寄り添ってくる姿をKさんに画像付きメールで報告される事があるようですが、それは遠まわし(?)の「自慢」なのです(笑) 「ぼくはこんなに好かれてるんだよ。うらやましいでしょ!」と言った感じでしょうか。

ということで、3匹はご主人の心を見抜いていますので、口ではどんなに苦手だ、困る、と言われてもどこ吹く風。大好きなパパを当然のようにお見送りお迎えし、添い寝もしているのです。

動物たちはすべてお見通しですね^_^

生まれてすぐに拾われたランちゃんとモカ君はお外で怖い思いをしなかったようで、トラウマも無くすくすく育ちました。
こま君は、知人宅の押し入れに野良猫である母猫が侵入し4匹出産したうちの1匹とのこと。少し怖がりではありますが、1時間後には近くまで寄って来てくれました。怖がりさんも個性のうちでKさんご一家に愛され、温かく見守られて暮らしているのがひと目で分かります。

3人のお子さんたちもみんな心優しく大の動物好き。パパとママの愛情を受け、そしてその受け取った愛を3匹に注いでいるのが私がお邪魔した短い時間で垣間見えました。ひとつの家族内で愛が循環し、関わっている人や動物に愛が届く。自然とペイフォワードが成り立ち、自然界や地域に貢献されている素敵なご家族です。

温かい時間をありがとうございました!

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今回ご訪問したKさんのブログ「My Sweet Home 」では3匹の猫たちとの出会いやミルクボランティアのことを中心に書かれています。



【お知らせ】
岩津さんがあなたのご自宅に訪問して、動物と対面でアニマルコミュニケーションを行い、その様子を当ブログ上で記事にさせていただきます。(プライバシーは守られます)

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アニマルコミュニケーター岩津さんに聞く!

岩津 麻佳

2014年、ひょんなきっかけからアニマルコミュニケーターとしての活動を開始。落ち着いた語り口と外見からは裏腹に、動物たちのエピソードを時にユーモア交えて語ってくれます。

HP

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みにゃさまのコメント

まあ、世の中にはそんな素敵なオーラの持ち主がいらっしゃるのですね!
素晴らしい〜。羨ましいです!
そしてお鼻ちゅんこのお写真かわいいです〜♫

by ちゃ〜 2016-03-18 17:43

>ちゃ~様
以前譲渡会でこのオーラのご夫妻が来られたことがあり、猫さんたちみんなが手を挙げて貰われたがっていました(=^・^=)

by 岩津 2016-03-18 21:43

うちの旦那も子猫の頃は、触ることもできず、キッチン手袋をしてどけたりしてました。笑
猫を飼ったこともなく、小さいものが怖いみたいで、子供ができたら、こんな感じだろうなーと思っていました。
びびる旦那とはうらはらに、うちのニャンは、パパ大好き。今ではいい関係ですよー。
私がヤキモチやくくらい!

by セブン 2016-03-20 11:48

>セブン様
微笑ましいですね^_^

by 岩津 2016-03-20 14:37

ちゃ〜さん
セブンさん
そして岩津さん
コメントありがとうありがとうございます。
あれから、なんだかうちの主人が猫を見る顔が優しくなったような・・・(笑)
そして先週新たにうちに御縁があって来た3匹の、赤ちゃん猫は主人が引き寄せたのかなあと勝手に解釈して大切に育てています。
主人の好かれるオーラを見習います。それにしても羨ましいオーラです。完全に負けました・・・(๑ˇεˇ๑)•*¨*•.¸¸♪

by K 2016-03-22 14:41

ご主人の動物に好かれるオーラなんて羨ましいのでしょう。
私も見習いたいです。
新たに子猫さんを迎えられたとのことステキなことですね。
ご主人とお子さんと猫さん達とこれからもステキな毎日をお過ごし下さいね。
私もコロンボと楽しんで暮らしたいと思います。
応援してます。

by 紫音 2016-03-23 10:02

紫音さん、コメントありがとうございます。
はい、羨ましいオーラです。しかし本人自覚なしですよ、、、思わずにやけてきます。
仔猫のことも手伝いませんが全てを受け入れてくれてると勝手に思いやっていこうと思います。

by K 2016-03-25 02:30