石垣島で暮らすマドカさんから、早くも夏の匂いのメールが届きました。本ブログに登場してもらったあの猫たちはどうしているでしょうか。以下、マドカさんからの石垣島猫だよりです。
お元気ですか。
こちらは連日32度。梅雨の真っ最中ですが、降らない日は、「ザ・夏!」という感じの日差しが降り注ぎます。
島の猫たちは、思い思いに風の吹き渡る涼しい場所を見つけて転がっています。
いつかお話しした、船長さんたちに可愛がられている船会社の猫たちも、こんなふうにのんびりまったり。
猫たちって、ほんとに暑さを受け流す脱力した過ごし方を知っていますよね。
我が家の猫たちも、完全室内飼いとはいえ、おんなじです。
前の家は古い一軒家だったので庭が昼寝場所でしたが、雨漏りがひどくて引っ越した今のマンションでは完全室内飼い。昼寝場所は窓辺となりました。
4匹みんな元気です。
最年長ののん太郎は15歳を過ぎ、かなりおじいちゃんぽくなりましたが、相変わらず一日中ほどけて暮らしています。
なぜかコウスケさんと仲良しで、ひざの上に乗って見つめ合ったり、コウスケさんの髪の毛をグルーミングしてあげたりしています。禿げちゃうんじゃないかと心配になるくらい熱心で、コウスケさんは動くと手で抑え込まれて爪を立てられるので、のんちゃんのなすがままです。
しらすも、13歳を過ぎましたが、へなちょこのままで、「う~ん、う~ん」と言いながら私のストーカーをやってます。
トーストを狙ったり、やることすべて成熟猫の落ち着きが皆無なので、新入りの若いいっちゃんにすっかりバカにされています。
いっちゃんことイチはジャイアンタイプで、「そこは俺の場所だ」といつもみんなに威張っています。
他の3匹は私が帰宅すると「お帰りなさい」と出迎えてくれるんですが、いっちゃんは「どこ行ってた! 遅い! 飯だ飯だ!」と大騒ぎなんです。そのくせ、ピンポーンが鳴ると、すっ飛んで逃げるんですよ。
そんなおかしな組み合わせの男子3匹に囲まれて、可憐に育ったのが、ニコです。
彼女は可愛くて気遣いもある、性格ハナマル女子。
窓辺にいても籠に入っても、絵になります。
4年前のお正月の1日と2日に立て続けに拾ったイチとニコ。
(記事はコチラ → 道ばた猫日記20220111「
石垣島便り・・・猫の神様」)
揃って4歳半となったニコイチコンビ、変わらず仲良しです。
捨て犬・捨て猫が多い石垣島では、保護団体と行政が協働して「犬猫を捨てない・殺さない」キャンペーンを島じゅうで展開してきました。TNRが進められ、多頭の餌やり場では毎回頭数がしっかり把握されています。避妊去勢代は無料というのに「やってもやっても捨て猫が後を絶たない」と保護活動をしている人たちは嘆いていて、まだまだ道半ばです。
不幸な犬猫を増やさないのはもちろんですが、うちの猫たちには「人間の都合で手術して閉じ込めてごめんね」という思いが心のどこかにいつもあります。その分、「楽しく安心した毎日を過ごしてね。最後までしっかり面倒を見るからね」と、心の中で話しかけています。
そうそう、コロナ禍の頃にお話しした、私の勤めるシーサー工房の看板猫ディエゴのこと。
(ディエゴの記事はコチラ → 道ばた猫日記20210209「
シーサー工房の看板猫」
彼は飼い主の退職で工房には通勤してこなくなりましたが、とても元気にしているそうです。
そのかわり...新しい猫が工房の庭にやって来るようになりました。
白黒の彼女はこの春に急に現れ、ほぼ工房の庭で過ごしています。
さくら耳だったので、TNRされた猫のはずなのですが、現れたときは痩せていて、しかもどこにも行かない。工房でご飯をあげるようになりました。
最近、彼女のことが判明しました。
近くの保護団体の方がTNRしてご飯をあげていた子だったのですが、他の猫に追われて姿を見せなくなってしまい、とても心配されていたそうです。このまま工房で面倒を見ますよ、とお伝えして安心してもらいました。
目と目が離れたところがアバターに似ているので、「アバちゃん」という名前を付けられていました。
追い払ったのは、「トニオ」というサイコパスな凶暴猫で、捕獲・去勢手術に手こずっているそうです。
トニオも早く手術をしてもらって、穏やかな地域猫になりますように。
アバちゃんも、いつか工房の名物看板猫になってくれたらいいなと思っています。
そのときはまた猫だよりしますね。
石垣では、夏至南風(かーちばい)が吹き始めたら、梅雨が明けて真夏の始まりです。
どうぞ、お元気によい夏をお迎えください。
※猫部ブログをお楽しみいただき、ありがとうございます。
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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。

『
猫は奇跡』
"ふつうの猫"たちが起こした奇跡の実話17選

『
猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを

『
寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。

『
猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。

『
里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。

『
しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化!

『
いつもそばにいる猫』
描き下ろし猫スタンプが登場。猫たちがあなたのトークルームに寄り添います!
写真
道ばた猫日記ライター紹介
佐竹 茉莉子(さたけまりこ)
フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。
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