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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年08月03日

「NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN)」さまの活動レポート(2015-16後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:茨城県内(土浦市・つくば市・常総市)・福島

野良犬が生んだ子犬が倉庫床下にいるとの連絡を受け、救出を始めました。
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倉庫床下で発見された子犬たち

野良の子犬は、こちらが助けようとしても、子犬の方はひたすら逃げようとするので捕獲が大変です。
今回は狭い床下でしたので、さらに大変でした。
たも網に捕獲輪など様々な道具を試し、最後は腹ばいになって上半身を床下に突っ込み、ほこりまみれになりながら、ようやく1匹目を捕獲しました。
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1匹目をなんとか救出

その後、子犬が出てくるは出てくるは、なんと全部で11匹も居ました! 
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全部で11匹いました

成犬もそうですが、特に子犬は、人に接する時間が長ければ長いほど良い子になります。
そのため、子犬はシェルターに収容するのではなく、できるだけ個人宅で預かっていただきます。
11匹の中で一番小さく、足がたびを履いたように剥げていた子犬は、病院の院長先生が「タビ」と名付け、CAPINの会員さん宅に預けられました。
写真は、タビが預かり先でセンパイわんこ達から正しい家庭犬について学んでいるところです。
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預かりさん宅のタビ

その後、タビはご縁があって松戸市のご家族に譲渡されました。
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譲渡後のタビ

小さな男の子がいるご家庭です。男の子とタビは、これから共に成長して、強い絆を築いていくことでしょう。

鬼怒川水害の支援に新潟から来られたボランティアさんが、畑に捨てられた乳飲み子猫たち4匹を拾われ、テントのなかで、ミルクやりをされていました。
昼は人間のために目一杯無償で働かれ、夜は乳飲み子猫に三時間ごとのミルクやりです。申し訳なく思いました。
この方と災害支援NGOの集まりで知り合い、子猫を引き取ることにいたしました。深夜のミルクやりが必要な乳飲み子猫の世話は大変です。
この世話を、鬼怒川水害の被災者で、その後自宅に戻られた方が引き受けてくださいました。
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保護された4匹の子猫たち

実は、この被災者の方が避難中に、飼い猫を当会が預かっていたというご縁です。捨てられた子猫を通じて、次々と人の繋がりが広がっていくことを感じました。
離乳後は、CAPIN会員宅に移し、全頭譲渡できました。写真は、最後にようやく里親さんが決まった元気くんです。
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里親さんが最後に決まった元気

私たちの活動は、野良猫・野良犬だけの問題にとどまらず、飼い主の高齢化問題やペットの虐待問題など多岐に渡ります。
微力な当会だけでは到底解決できません。たとえ1つ1つは小さなご支援でも、できるだけ多くの方からの援助や理解がこの活動の継続には必要です。
そのためには、日々寄せられる相談や問題に1つ1つ真摯に取り組んで行くしかない。
動物と人が楽しく調和して暮らす殺処分の無い社会というゴールは遥か先でまだ見えませんが、地道な日々の積み重ねが、やがてはきっとゴールに導いてくれると信じています。



<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも多くの皆様からご支援をいただきまして、本当に有難うございます。
CAPIN会員一同、心よりお礼申し上げます。当会は、会費とご寄付だけで活動しております。 
いただきましたご寄付は、金銭的にだけでなく、我々の活動を支援してくださっている方々がいるという強い心の支えにもなっております。 当会は今後とも、動物と人間が、殺処分なく楽しく調和して生活できる社会実現のために、階段を一歩一歩登っていく所存でございます。 今後ともご支援を賜れば幸いです。有難うございました。



「NPO法人 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN)」
http://www.capinew.jp/
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