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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年02月28日

「動物いのちの会いわて」さまの活動レポート(2016-17前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 岩手県岩手郡雫石町

8月30日の台風10号は岩手県内に大きな被害をもたらしました。 いたる所で交通は寸断され、孤立が解消されていない中、支援物資を届けながら動物の保護に通いました。 今回も動物たちは一旦避難所に避難したものの、「うるさい」とか「咬まれそうになった」とかの非難を受け、居たたまれなくなり知人の家や、被災した家に置かれていました。 なかには動物と車の中で暮らしている人もいました。
支援物資が非常に少なく、動物の餌はほとんど届いていませんでした。 そんな中、仮設住宅の準備も遅れており先の見えない被災者の中には動物を手放す人もいます。
茶トラ6匹は住宅が崩壊し仮設では大勢の猫は飼いきれないと飼育放棄された子たちです。この様な理由から台風被災地からはこれまで28匹の猫と4匹の犬が、いのちの会で保護しましたが、まだまだ支援は継続中です。

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台風被災地から保護されてきた6匹の猫たち

また、高齢者の飼育放棄や多頭飼育の崩壊による保護も多くなっています。
「齢だからもう飼えない、金も無い」87歳の高齢者の夫婦は、長年可哀そうと餌をあげているだけで再三の保健所からの指導も受け入れずに最後は16匹の猫の放棄を言い出しました。
成猫は不妊手術をして地域猫に、若い11匹は会で保護し里親募集をしています。

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高齢者から餌だけ貰い増えた猫たち

発達障害の40代の姉妹からは生活保護を受けながら15匹程の猫を飼っているが、餌の援助を受けたいとの相談を受けました。餌を供給しながら避妊の援助を継続中です。他にも24匹の猫と大型犬2頭の飼い主は、借金で債権者に住居明け渡しのための引きとり相談です。幸い大型犬は引き取り先が見つかりましたが猫7匹は保護し里親募集中。残りを地域猫に出来ないか検討中です。
毎日、事務所には保護引き取り依頼の電話が鳴り続けます。
忙しい中スタッフは電話に出ることが怖いと言います。「助けたいけど限界だと」身勝手な飼い主さん達は自分の子だけなんとか引き取ってほしいと粘り続けます。
こうなる前にどうして不妊治療などの対策を取らないのか。
動物たちの本当の願いは愛情を持って終生飼い主と寄り添えることです。動物は飼い主を選ぶ事はできません。誰もが責任ある飼い主なりましょうと日々訴えています。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援ありがとうございます。
終わりのない闘いに挑んでいる気がしますが、振り返ればしっかりと前進していることが判り、勇気を貰います。
一匹でも多くの動物のいのちが救えるようにスタッフ・ボランティア一同頑張ります。
引き続きのご支援をよろしくお願い致します。



「動物いのちの会いわて」
http://www.inochinokai.com/
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