ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年03月28日

「アニマルレスキューシステム基金(ARSF)」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 神戸市、徳島県全域、広島県全域

■ TOKUSHIMA
徳島での講演会(4月2日)を発端に、参加者による市内30の町のフィールド調査を行い、徘徊猫の手術浸透率約18%(518匹)が確認された。
そこで、初回の妊娠・出産を防ぐ「早期不妊去勢手術」の準備を開始することが最重要であると確信し、徳島市内の個人病院において臨床獣医師の早期不妊去勢への取り組みの可能性を協議し始めた。
更に(ARSF代表)山崎の立会いのもと、実際に執刀を確認した後、更に合理的な早期不妊去勢手術法の実験的な執刀を県内外の獣医師を招聘して開催する「デモオペ」の企画をもちかけ、10月8日に実施された。
animalrescue-171130-1.jpg
解説)
日本国内で猫の早期不妊去勢手術(8週齢~16週齢)で実施している病院は1%にも満たないだろう。犬に関してはほぼ皆無であり、NBA(譲渡前不妊去勢手術)が進まないことが日本の過剰繁殖問題を更に難しくしている。ちなみに、譲渡先での再繁殖、シェルター内での出産は各地のセンターや民間団体で起きている。

徳島県動物愛護センターから仔犬(生後2か月半♂♀)と、徳島市内の現場から遺棄猫、繁殖した仔猫を計10匹そろえ、仔猫は600g~1.2kgまでを8匹執刀し、譲渡された。
animalrescue-171130-2.jpg
解説)
10月8日のデモオペ後にNBA(譲渡前不妊去勢手術)で新しい家族に迎えられた犬の「ちゃこ」と猫の「茶々丸」の元気な姿をご覧ください。参加獣医師とドッグトレーナーらに術後の経過観察されることが決まっている。

当日は、神戸、福島の繁殖予防事業(約11,000匹)に大きく貢献した静岡県内の開業獣医師の遠藤文枝さんが指導医となり、徳島県と高知県の獣医師会会員5名とドッグトレーナー1名、動物看護師2名が参加した。この事業を拡大させ、初年度3桁の早期不妊去勢を実施予定だ。

■ HIROSHIMA
日本の処分ゼロ運動発祥の地広島にて、教育の中に「責任ある動物飼養と過剰繁殖問題」を投げかけ、処分ゼロ運動問題を深く掘り下げるプロジェクトチームが立ち上げた。
animalrescue-171130-3.jpg
解説)
第一段階は学校の教師、運営するスタッフに対して広島の過剰繁殖問題についてプレゼンを行った。次に10月に全校集会で子供たちに動物問題の基本的な理念と問題を訴え、最終的にGrade11,12年生に絞り込まれた。予め課題を与えておき、授業を2コマいただいて、より踏み込んだペットの過剰繁殖問題や処分ゼロ運動の諸課題を議論するようになった。


<ご支援くださっているみなさまへ>
今、全国の行政センターを取り巻く「処分ゼロ運動」が荒れ狂っています。
運動がもたらした詰め込み収容により、感染症による死亡、動物どうしの咬み殺し合い事故まで起きています。
更に、行政が処分ゼロを維持するための動物の引き取り拒否、チェック項目を飛ばして審査なしで民間へ大量丸投げ、数年に渡る未去勢収容などが平然と行われています。
民間へ譲渡された動物のその先への未去勢譲渡により、広島の犬が神奈川で飼い主を咬んで失踪し、更なる繁殖をした事例(8月30日)も確認されました。
こうした日本の異常な状況を受け、本会は ① 早期不妊去勢手術 ② NBA(譲渡前不妊去勢手術)徹底を全国に広げます。



「アニマルレスキューシステム基金(ARSF)」
http://animalrescue-sf.org/
  • ツイート
  • いいね!