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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2023年10月02日

「特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道」さまの活動レポート(2022年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 北海道江別市、北海道帯広市

〇江別農家、酪農家TNR案件
ある農家さんが野良猫に餌やりをしていて、猫が増えていくことに不安を感じて色々なところに相談するも解決策が見つからず、TNR等を考え始め当団体に相談がありました。
ただ、すぐ近所の酪農家さんのところにはそれ以上の頭数の野良猫がおり、自分のところだけの問題では無いと判断して協働でTNRを持ちかけました。
農家さんの猫は頭数も少なかった為、すぐにTNRは終了。

5月12日
酪農家さんの方の50匹以上のTNRに着手しました。
5年以上前から牧場内に野良猫が住み着いて餌やりをし始めたところどんどん繁殖していき、そこに捨て猫されたりもしていました。また近年は子猫が生まれても、野生生物に捕食され子猫がいない状態が続いていました。
牧歌的な風景の中にいる猫は一瞬幸せそうにも見えますが、北海道の冬の厳しさや、子猫が1匹も育っていない状況にその過酷さが伺われます。

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大きな牧場なのでご本人達はそれほど困ってはいない様でしたが、近隣に猫は移動していることもあり餌やりの責任についてお話しさせてもらい納得してくれました。
ツキネコは病院の紹介、捕獲器の貸し出し、捕獲のアドバイス、病院の搬送などを行いました。
6月20日現在44匹手術が終わり、残すところ10匹ほどとなりました。

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〇帯広多頭飼育崩壊
2023年4月、帯広市の多頭飼育崩壊の相談が入りました。
今回の相談者は帯広市で個人で保護活動している『つなぐねこ』さんです。

3月下旬
ある女性が仕事先で倒れて救急車で搬送されました。
猫を飼っていたそうで、心配した勤務先の方から疎遠だった親族へ連絡があり発覚。
確認のために現地に向かう際、猫は10匹くらいいるらしいとの情報がありました。

ところが部屋の中には、猫がざっと数えて30匹!
初めは数匹なら連れてきて友達に猫好きもいるから、お願いしようと思ったそうですが、この数ではどうにもできず、、、

行政や帯広市内の保護団体などどこに相談しても猫のことを引き受けてくれるところはなく、その中でどうにか『つなぐねこ』さんが対応してくれたものの、『つなぐねこ』さんは個人のボランティアの集まりの為、対応が難しく以前から懇意にしていた当団体に相談が入りました。

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すぐに帯広市の行政との連携を目指しスピード感を持って動きます。
十勝管内の案件は初めてなこともあり、最初はたらい回しでしたが、行政も理解を示してくださり連携をとることができ、《どうぶつ基金》さんの多頭飼育無料チケットの申請も通ることができました。

4月に入り、ツキネコ代表の吉井とボランティアさん1名で現地へ向かいました。
つなぐねこさんのメンバーとご家族が毎日お世話に入ってくれていたので、大掃除もあっという間に終えることができました。

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やはり臭いは多頭飼育崩壊独特の臭いです。
なぜこの場所を大掃除するかいうと、流石に繁殖シーズンに突入して大忙しなツキネコの保護シェルターに全頭をいっぺんに保護するのはかなり無謀なことになるからです。
つなぐねこさんにこの場所でしばらく面倒見てもらう為に、猫と人の衛生管理が必要になるのです。

実は、台所の裏に20匹ほどが隠れていて、最終的に50匹近くの猫がいることが判明しました。
状態の悪い子はメンバーの家で保護してケア。
未去勢の為、喧嘩も多く怪我をしている子達もいます。
ただ、人が好きな子達もいて時間が経つにつれてそばに寄ってくる猫もいました。

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20匹ほどをツキネコに移動してケアしてすぐに譲渡に繋げて行く予定でしたが、まさかの全頭カリシウイルス発症。
病院へ通うも次々と命を落とす猫たち。
つなぐねこさんで面倒見ている猫達もカリシウイルスで口内が酷い状態と報告が続きました。 お互いに必死のケアでどうにか落ち着きましたが、譲渡には時間がかかりそうです。

札幌市は動物管理センターが新しくなることもあり、保護団体、個人ボランティアもたくさんいて 連携を取れる様になってきました。
しかし地方はまだまだ遅れていて多頭飼育案件を受けれる団体はほんの僅かです。
今回、つなぐねこさんが入らなければ一体どうなっていたのでしょうか。
今後の地方の課題でもあります。


<ご支援くださっているみなさまへ>
この様な案件があると猫を愛してやまない皆さんの中には、時として飼い主さんを誹謗中傷する方も少なくありません。
個人的にはたくさんの案件に関わってきて思うことは、その根底に必ず人間の心の問題があります。もしかしたら自分もその当事者になっていたかも知れない。ふと、自分がこの生活を余儀なくされたとしたら、、、。そう置き換えてみて想像を巡らしてしまうのです。
Wワークをして長時間働いていた飼い主さんは職場で倒れて、救急車で搬送されたとのこと。 実は少し前電気が止められたと報告があり、やむを得ずご家族に支払いをお願いしました。
もう生活はかなり逼迫していた状況だったのです。猫砂やご飯を買うのはどれだけ大変だっただろう、、、。たくさんの消臭剤や掃除用品があり、どれだけ必死にやってもこの状況では追いつくわけがありません。SOSの出し方がわからない人が多いことに驚かされるのです。

ずっと気になっていた代表吉井の故郷でもある十勝の問題。
実はこの他にも数件の多頭飼育案件が振興局に入っているそうです。 他の案件でも何かあれば協力させてもらう様にお伝えしました。 垣根を越えて現地の保護団体や個人ボランティア、行政と協働できれば解決できる問題が増えていきます。 横並びのレスキューの仕組みをしっかり構築していきたいと考えています。 前例が無いからこそ前例を作っていくツキネコを応援よろしくお願いします!


「特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道」
◾︎HP http://tsukineko.net/
◾︎ブログ http://ameblo.jp/tsukineko-hokkaido/
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