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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年07月18日

「相模どうぶつ愛護の会」さまの活動レポート(2016-17後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:秦野市内、伊勢原市内

■「飼い主のいない猫」対策=Trap→Neuter→Returnを重点に活動いたしました。
中でも、地域住民や自治会へ向けたTNR活動の具体的な報告書を、保健所のサポートで作成し、回覧で広く広報いたしました。
【TNR活動(68匹) 猫保護数(7匹) 新飼主へ譲渡数(6匹)】  
 
独身男性(高齢で病気)が1匹のノラ猫から10匹に増やしてしまったため、不幸な命や地域環境に及ぼす影響は大きいことから、TNR活動を行いました。
その中に右前脚にテープが巻かれ、指先全体が太く腫れあがった人懐っこい三毛猫がおりました。レントゲン検査も受けましたが骨に異常はなしでした。交通事故に遭ったのでは?とご近所の方がテープを巻いてくださったようですが、強く巻き過ぎたためうっ血してしまったようです。年令は7才位、リスクある子ということで、会で看取る覚悟をしておりましたところ、「タマちゃんを是非受け入れさせてください」というメールをいただきました。12月24日「タマちゃん」にも、私たちにも飛び上る程嬉しいクリスマスプレゼントとなりました。
26日にお宅へお届に伺いましたが、新しい環境にもものともせず、お腹を見せてアピールしていました。ノラ猫から一転。
窓辺に置かれたフカフカのベットで、赤い南天の実を食べにくる小鳥たちを眺め、のんびりしているそうです。
「タマちゃんを受け入れて本当に良かったです。最後まで大切にしますね。」とおっしゃって下さっています。
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通報者から、「某駅近くのコンビニへ毎晩餌を求めて母猫と2匹の子猫が現れる。何とかしてもらえないか?」との切羽詰まった様子の通報を受けました。
早速、捕獲を試みましたが、6ヶ月も経った仔猫は警戒心が強く何度か捕獲に失敗。冷たい雨の日も、風の日もお腹を空かして現れる姿は本当に哀れでした。
朝ならばと、捕獲を試み待ちましたが、やはり夜でないと現れない事がわかり、通報者の仕事帰りを待って捕獲することに。餌も手を変え、品を変え、やっとの思いで母猫と仔猫2匹を捕獲する事がでました。
不任・去勢手術を済せ、血液検査(-)、ワクチン、体内・外の駆虫を済せた上で、通報者・若いお母様ですが、「この子たちを幸せにしたい!」と言って、人慣れしていない子猫2匹の里親さんになって下さいました。
「昨年は、"ラッキー"と "かい"がお世話になりました。12月半ばくらいから2匹とも小屋から出て、お部屋の中を走り回っています。まだまだ、懐くには時間がかかるかもしれませんが、見守っていきます。2匹がきて、我が家も明るくなりました。ありがとうございました。」と近況報告をいただきました。
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<ご支援くださっているみなさまへ>
『野良猫』~『地域猫』にするためにTNR活動を行いながら、地域住民や自治会などへアプローチをしておりますが、猫そのものの問題ではなく、地域性の問題や人様の猫に対する観念の違いなどが活動の妨げとなっており、『エサをやるから猫が増える』の言葉が定説のようになっています。
人と猫とが共生してゆくには、動物愛護・管理に則った野良猫対策が自治会等に吸い上げられ、話し合われる事。不妊去勢手術の必要性と有効性が周知されること。動物の飼育に対する質の向上、どう共存してゆくかなど、動物福祉を考える社会は人にとっても住み良い社会といえるし、その中に生きてこそ、本当の共生社会だと思っています。
地域、企業、行政などと信頼しあいながら進めてゆけたらと思っております。
今後ともご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。



「相模どうぶつ愛護の会」
http://sagamidoubutsu.web.fc2.com/
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