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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年02月19日

「アニマルライフサポート福島」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:福島県内主に原発事故20k圏内.葛尾村.川内村、飯舘村.三春.郡山等

① 給餌活動
2012年から現在まで約2週間に一度、葛尾村、川内村、飯舘村に給餌活動として訪問を続けています。ここ2年くらい前からは、被災地の様子もかなり様変わりしました。
現在被災地では、帰宅困難区域以外はほぼ避難解除になりました。
自宅に帰り、犬、猫と一緒の生活に戻っている方も少しずつ増えてきています。また家の改修等が終わらない方も、餌を置きに通ったりしています。
餌置き場の作業小屋等を提供して頂いたところは作業小屋や母屋を解体し更地にしているところが多くなり餌の置き場所もかなり減少しています。
また猫の姿もあまり見なくなったところの餌置き場、数箇所に監視カメラを設置して確認してみました。

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給餌活動中、最近猫の姿を見なくなった為、餌の置き場所に監視カメラを設置しました。餌を持ち逃げされないように工夫しています。

なんとたくさんの野生動物(タヌキ、狐、イノシシ、サル、アライグマ、カラス等)が餌を食べに来ていました。この結果村の住民の方とも相談をして、これ以上野生動物を増やす原因になってはいけないと思い猫の姿を見なくなったところは置き餌を中止することにしました。
元気に餌を待っている猫たちもいました、監視カメラに写っている猫の姿はまるまるとした猫が数匹と、夜から夜中、朝方にかけては、やはり野生動物達が入り込んでいました。
ここは今後何か対策が必要と思っています。

② 地域猫活動(多頭飼育)と譲渡会
*6月のはじめ頃、多頭飼育者の方から相談がありました。
男性2人暮らしで雌猫(黒)を1匹貰い飼育していましたが、未手術で自由飼いだった為、直ぐに3匹を出産、その後も未手術だった為にまたまた仔猫を出産、約2.5ヶ月の仔猫が4匹と約1ヶ月の仔猫が15匹全部で一気に23頭になりました。

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仔猫15匹見ごとに黒猫ちゃんが多い為カラス?と見間違えそうです。

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同じ現場の少し大きめのキジトラの兄弟猫ちゃんです。

もうこれ以上は飼育できないのと、仔猫については出来るだけ里親さんを探して欲しいとのことでした。
仔猫は授乳が終わった段階で、預かりボランティアさん達と手分けして引取、保護、躾と人なれをさせてから順番に譲渡会に参加しました。

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譲渡会にて。最近来場者数がどの会場でも多くなって来ました。

幸いに仔猫達は人馴れが早く、色柄が黒猫メインにキジトラ、黒白ととても可愛い猫ちゃんでしたので、次々とトライアルが決まりお届けから正式譲渡までかなり大忙しの2ヶ月半の毎日でした。
また成猫4匹も産後子離れし落ち着いた時点で次の発情がくる前に不妊手術を終えリリースすることが出来ました。

*9月中頃、事務所のご近所さんで、かなり高齢のおばあちゃんが野良猫に未手術のまま外で餌を上げていました。
こちらも雌猫の為出産してしまいました。おばあちゃんと息子さんにこれ以上野良猫が増えて事故に遭い亡くなったり、ごみを見つけて散らかしたりして近所迷惑にならないように、又猫ちゃんを嫌う方が増えない様に手術しませんか?と対話をしたところ、理解して頂いたので成猫に近い仔猫さん4匹をまずTNRの為捕獲をしました。
念の為置き餌なので、まだご飯を食べに来ている猫がいるかも知れないと捕獲器をもう一度設置したところ・・・生後約1ヶ月位の可愛い仔猫が捕獲器に入っていました。
まだ仔猫が居る??・・ともう一度捕獲器を設置すると今度はまたまた可愛い仔猫が捕獲されていました。
もうさすがにいないと思いおばあちゃんに報告しに訪ねたところ、また仔猫がひよっこりと顔をだし全部で4匹の可愛い仔猫を保護しました。

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こんなに可愛い仔猫が見つかりました。
遊ぶ姿も可愛いかったです。

ボランテイアの皆さんと、可愛い仔猫達のお世話をしながら、毎日大変といいながら顔は満面笑みで私達もかなり癒されながらお世話をしていました。
お蔭様で10月末までに4匹は譲渡会で出合った素敵な里親さんのお宅に正式譲渡になりました。譲渡した猫も里親さんご一家もとても幸せそうで、羨ましいなあと・・・複雑な思いをしました。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援いただき有難うございます。
被災地の支援活動も復興が進むと同時に、私達の活動もだんだんと終息に向っていきます。始めての支援活動を行い、これで良いのかどうかをいつも考えながら続けてきました。まだ少し課題はありますが、住民の方々と相談しながら今後の事を決めたいと思います。
又地域猫活動については、終わりの無い支援活動なのだと最近気がつきました。
次々と猫たちが保護され、そして譲渡とその繰り返しです・・・がほんの僅かな頭数かもしれませんが地道に頑張りたいと思います。今後ともご支援宜しくお願い致します。



「アニマルライフサポート福島」
http://alshukushima.jimdo.com/
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