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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2018年01月18日

「相模どうぶつ愛護の会」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:秦野市、伊勢原市

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「飼主(独身男性)さんが仕事の都合で海外出張が多くなり、飼猫「アルちゃん」を手放すことになったので、新飼主さんを探すお手伝いをしてもらえないか。」と、保健所から相談があり、「アルちゃん」を引き取ったのが6月6日でした。
飼主さんの元では、写真のように一日中独りぼっちの生活が3年間続いた子です。

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犬や猫が沢山いる保護施設ではアルちゃんには馴染みにくい環境だったに違いありません。外へ逃げ出そうとしたり、夜鳴きも続きました。
もし、逃がしてしまったりしたら大変なことに。
可哀想でしたが、友人のお宅へ一時預かりをお願いすることに致しました。

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しかし、先住猫との折り合いがうまくいかず、半月で戻されてしまいました。
飼主さんが海外から一時帰国される7月末までの半月間どうすれば良いか・・・と、途方に暮れた挙句、獣医さんに預かっていただくしかありませんでした。
「アルちゃん」は7kgもある巨体でしたので、獣医さんは「少しダイエットしますよ。」と、快くご協力下さいました。7月の末、海外から戻られた飼主さんに「アルちゃん」を一旦は戻しましたが、10月末までに新飼主さんが見つからなければ、東京の猫カフェか保健所へ預けられてしまいます。必死で手を尽くし探しましたが、朗報は得られず諦めかけおりました。
ところが、会員から「5匹の保護猫がいる友人だが、アルちゃんに相応しい1匹で飼って下さる飼主さんを探すまで、アルちゃんを預かっても良いと言ってくれているけれど。」という連絡を貰いました。いよいよこの方に託すしかないと思っていた矢先です。

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その後友人から、「私と同じ職場の友人がアルちゃんを飼ってもいいよと言ってくれました。灯台下暗しでした。」と、明るい声で連絡を下さいました。話は急展開しました。
たらいまわしにしてしまった「アルちゃん」。でも、セーフでした。
10月29日「アルちゃん」が新飼主様に譲渡される日、何と奇遇なことに元飼主様とは「いとこ同志」ということがわかり、驚きと感動で関係者は「良かったね!」と、一気に気持ちが晴れ晴れしました。アルちゃんとは最後の別れとなった元飼主さんは安心して海外に行かれました。
今は2階への上がり降り、人が行く部屋毎について歩き、体重が少し減ったそうです。新飼主様は、アルちゃんにメロメロ。毎日のようにオモチャを買って来られるそうです。


<ご支援くださっているみなさまへ>
ノラ猫を増やさないためにと、捕獲器の貸出しが増え、不妊去勢手術を自ら受けさせる市民も増えてきております。動物愛護精神がかなり進んできていると感じています。
しかし、まだまだ不妊去勢手術への理解が定着せず、手術実施数より、生まれくる命の方が上回り、イタチごっこという現況です。
その為にも、ノラ猫問題を地域住民が主体となって、みなさんで対応できる普遍的なものにしてゆきたいと考えています。住民の理解・合意が得られるよう、私たち活動者が中心となって、地域住民、行政と連携し、地域住民に、「公共性のある活動」であることをアジャスト・コーディネートしてゆきたいと思っております。



「相模どうぶつ愛護の会」
http://sagamidoubutsu.web.fc2.com/
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