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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年11月13日

「特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪」さまの活動レポート(2017-18前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:大阪府

皆さまからのご支援ご協力、ありがとうございます。

昨年夏、お一人暮らしのご高齢者さまが突然の発病、すぐにでも入院しなければならない!19才の高齢猫ちゃんが行き場を失う!何とか引き取って貰えないか?!のご相談を受けました。

保健所に連れて行けば、高齢のため100%殺処分。
なんとしてでもこの子の最期までお世話して下さる方、探したい!でもどうやって探したらいいのか?
高齢猫ちゃん、里親さまなんて、そう簡単に見つからないし、やっぱり保健所しかないのか?
悩んで、葛藤して、悩んで・・タイムリミットの中、お友達から、愛護団体に相談してみたら?!の提案。
いろんな団体さまに問い合わせされたそうです。
でも、現実は、かなり厳しかったそうです。

ワンハート大阪は保護猫ちゃんのためのシェルターを持っていません。
保護した猫ちゃん達は、すべてメンバー個人宅にて分散、保護飼育しています。
里親さまからのお迎えがあるから、次の保護猫ちゃんを受け入れることが出来ます。
保護スペース確保するためにも看取り引き取りはしていません。

メンバーたちで色々、相談しました。
高齢猫ちゃんに少しでもストレス与えないよう、環境、整えられるか?
環境の変化から、万が一のことがあった時、その責任、持てるか?
これから先、延命治療は出来なくても、看取り覚悟でも引き受けた以上は、出来る限りの手は尽くしたい、その医療費、団体で負担できるか?
でも、ワンハート大阪が引き受けなければ、この高齢猫ちゃんはどうなる?

19年前の春、ひょっこり、お庭にやって来て以来、一人暮らしの高齢者さまと、共に支え、共に励まし合い、良きパートナーとして、ずっと一緒に生きて来た、19才の猫ちゃん、ここまで長生きしてくれて、その最期がガス室でもがき苦しみ・・・それがどうしても耐えられませんでした。
どうしても見過ごせませんでした。

元飼い主さまから、いつも「おーい!」と呼ばれていた「おいちゃん」、看取り覚悟で団体にやってきました。
軽い腎不全を起こしていて、痩せ、身体も汚れ、逆まつ毛が原因で、両目はほとんど塞がっていました。
環境の変化でどんな体調変化起こすか分からないため、細心の注意と出来る限りの受け入れ環境整えて。
まずは食べて貰おう!
一日、10回近く、ちょこちょこ、ちょこちょこ、何でも好きなものを食べて貰いました。
おいちゃん、お腹が空くと、大きな雄叫びのような声を出して、預かりメンバーに催促。
団体にやってきた当初、その雄叫びの声の大きさに、メンバーたち全員、びっくりするほど!

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*1. おいちゃんの雄叫び
少し食べると、満足して、自分の好きな場所でお休み。
朝一番、おもむろに起きて、預かりメンバー宅のリビング、キッチン、廊下をゆったり、のんびり一人お散歩。
お腹が空けば・・大きな声で「おーーーい! お姉ちゃん、なんか美味しい物、くれへんかぁーーー!」の雄叫び。

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*2. おいちゃんの雄叫び2
それでも気付かなければ、ゆっくり・・おもむろに傍に来て、ツンツン!の催促♪

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*3 おいちゃんのツンツン
人間でいれば100才近く。
人間の小賢しさなど見通してるかのように、カメラを向けると、プイッ♪
気付けば、すっかりメンバーたちのアイドルになってました。

そんな「おいちゃん」♡今年5月、20才のお誕生会をしました。

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*4. お誕生会
メンバー手作りの冠を被せて貰って、美味しいパウチを貰って、ご満悦♡
軽度腎不全から定期的な体調変化もあり、その都度、通院にて点滴などをして、毎日の点眼点鼻、投薬の繰り返しです。
それでも、一日でも長く、穏やかに♡ 私たちはそう願っています。

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おいちゃん、穏やかに


<ご支援くださっているみなさまへ>
特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪は、少しでも小さな命を助けたい!と願う個人で活動していた仲間が集まってできた、シェルターも持たない小さな団体です。
センターや個人保護主さまからの引き取り、TNR活動などを行っています。

健康状態の悪い猫ちゃんや高齢猫ちゃん、さらに生後数日から授乳中前後の猫ちゃんは、センターでは即日殺処分となり、積極的に引き取りされている団体さまも少ないのが現状です。
特に、個人保護主さまが偶然出会って、保護して下さった猫ちゃんたちは、目風邪や鼻風邪はもちろん、脱水症状を起こしていたり、月齢が小さな猫ちゃんは、24時間体制での授乳から始まり、体調急変が多く、目風邪後遺症からくる手術などなど医療費が想像以上にかかります。

皆さまからのご支援ご協力は非常に心強く、心置きなく、猫ちゃんたちの医療を優先することが出来ます。
本当に、ありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

小さな力ですが、ずっと続けていく事で、少しでも不幸なコたちのお役に立ちたい。
そして、いつか、捨てられるコや殺処分がなくなって、わたしたちのような活動がいらなくなる事を願ってやみません。




「特定非営利活動法人 動物愛護団体 ワンハート大阪」
http://blog.goo.ne.jp/oneheartosaka
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