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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年10月02日

「一般社団法人ちよだニャンとなる会」さまの活動レポート(2016-17後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:東京・千代田区

2月のある夜、一本の電話が里親様から入りました。5年前の猫を譲渡した、当時50代になったばかりの女性でした。

久しぶりのお声は元気がないだけではなく、とても苦しそう。脳腫瘍の末期で、身辺整理に一時的に自宅に戻ったとのことでした。高齢の母親では猫が飼えない。猫を引き取ってもらえないか、それだけがもう心残り・・・と号泣されていました。

当会では通常は引き取りはしていませんが、これまで本当に猫を大切にしてくださった里親様でしたし、ご事情を理解しましたので次の晩、ボランティア2名でご自宅に伺ったのでした。

のんちゃんとまりもちゃん。大好きな飼い主さんとのお別れを察知してか、特にのんちゃんが隠れてしまって捕まえることがなかなかできません。「明日、網をもって出直しましょうか?」とお伝えすると、「私には時間がないの。今夜しかない・・・」と、気力を振り絞り立ちあがっては崩れ落ちる里親様でした。

2時間ほど格闘しながら、やっとの思いで、のんちゃんもキャリーバックに入れることができました。里親様とは、2匹を一緒に新しいご家族のもとで暮らせるようにしますとお約束し、お別れしたのでした。

それから間もなくして、里親様は亡くなられました。

のんちゃんとまりもちゃんは、新しい素晴らしいご縁に恵まれて、新しいご家族の元で2匹一緒に暮らしています。

私達は、亡くなった里親様との約束を果たせたことへの安堵と、こうしたケースが決して稀ではなく、残された猫たちが一時保護・再譲渡できる仕組みの確立、遺言サービスの普及の必要性を感じています。
東京・千代田区で行政と連携して活動している当会だからこそ、こうした取り組みに着手し、実現したいと考えています。

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おっとりなまりもちゃん

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行きたくないよー、とベッドの下にかくれるのんちゃん


<ご支援くださっているみなさまへ>
東京千代田区では、お蔭様で猫の殺処分ゼロ7年継続を実現となりました。
これは地域の皆様のご理解とご協力、そして応援してくださる皆様のお声があってこそです。心より感謝を申し上げます。
区内では子猫が保護されることはほんどなくなり、現在は、高齢化した地域猫、高齢者が残した飼い猫の問題にシフトしています。猫問題とは、まさに人間の世相を如実に反映しています。
社会問題として解決の道を模索すべきと、引き続き、活動に邁進したいと思います。
今後とも、応援どうぞよろしくお願い致します!

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譲渡会風景。どんな家族と出会えるか、猫も人もドキドキ。



「一般社団法人ちよだニャンとなる会」
http://chiyoda-nyan.org/
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みにゃさまのコメント

30年以上、犬のいない事は有りません。雑種の子猫を望んでいますし、小型犬も欲しくなると思います。
今のヨーキが14歳になっていつまで生きてくれるかわからないからですが、高齢犬は病気も有り、とても配慮が要りますので、今は、この子に集中していたいと思っています。
問題は、北海道在住でそちらから譲っていただけないということです。
近くに「しっぽの会」と言う保護センターが有りますが、この法人には全く愛情を感じません。
自分達の給料のために寄付金を要求しているとしか思えません。北海道で、良心的な保護施設は無いのでしょうか?
やはり、直接お会いして、実状を見なければ、わからないものです。
せめて、固定電話を記載してください。

by 名前は、ふせます。 2020-01-04 15:23