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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2017年09月14日

「ケダマの会」さまの活動レポート(2016-17後期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 山口県県内

飼い主がいない犬や猫のために新しい家族探しをする活動を、山口県で2010年から行っている動物愛護活動のボランティアグループ「ケダマの会」です。
譲渡会を室内会場で、毎月主催しています。4月からは、地元行政や地域の方の協力を得て、公民館で開催しています。譲渡会では動物愛護の啓発展示も行っています。

譲渡の希望があった時は、トライアル(お試し飼育)期間を設けて面談と自宅訪問を必ず行い、飼育環境や脱走防止対策の実施を確認しております。

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新しい家族が決まった卒業犬が、譲渡会に遊びに来てツヤツヤの毛並みで立派な家庭犬になった姿を見せてくれました。
とても大事にされて、幸せそうです。ケダマの会ホームページに、譲渡した保護犬と猫の様子を掲載した「ゲストブック」があります。
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地域の動物愛護に関する相談が数多く寄せられますが、小さな団体で対応出来る件数は限りがあり、その解決には地域の個人ボランティアのすそ野拡大が必要と考えます。
自分が住んでいる地域の動物愛護の問題に主体的に取り組んでもらうために、行政と協働し、動物愛護推進委員を委嘱されている会長を中心として、野犬問題や地域猫活動等で自治会や行政との調整が出来る個人ボランティアの育成に取り組んでいます。

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地域猫としてTNR目的で不妊手術をしたところ、家族に迎えたいとの希望がありました。現在は「我が家のお姫様」と呼ばれているそうです。当初リリース予定だったので、耳にV字型カットが入っています。

保護犬や猫達約80頭をケダマの会シェルターと、預かりボランティアの家でお世話しています。
朝夕の散歩・ドッグランでの運動とご飯、犬舎の掃除、訓練やシャンプー、通院・投薬等を、専門家の指導を受けながらボランティアスタッフで行っています。

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雪の積もる日は年に数回なので、保護犬達がドッグランで珍しい雪にはしゃいでいます。

家族に迎えたいという申し込みが何年も来ない成犬の譲渡につなげたいと、2016年から始めた毎日更新のボランティアスタッフの活動ブログ「KEDAMA日和~けだまびより~」で、シェルターの保護犬のお散歩風景など日々の様子を発信しています。(ケダマの会ホームページに、ブログへのリンクがあります。)性格などの紹介記事を見て、この子に会ってみたいというお見合い希望が増えています。

*負傷猫の譲渡の事例紹介(実施場所:山口県)
2017年2月 交通事故にあったと思われる、下半身が動かず内臓出血している茶トラ猫が収容され、行政では治療が出来ないとの事で連絡を受けた当会が、山口県動物愛護センターより団体譲渡で引き出しました。動物病院で、背骨骨折の手術を行いました。迷子猫情報の提供を呼びかけましたが、飼い主の該当者はいませんでした。

引き出した時点で終生飼養を検討していましたが、同時に、よりきめ細かいケアが出来る飼育環境を求めて里親募集を行いました。すると、ホームページの掲載記事を見て、この子を家族に迎えようと決心した方から里親希望の申し出があり、トライアル期間を経て4月に正式な譲渡契約となりました。

下半身麻痺ですが、部屋の中を前足で自由に移動出来るようになりました。オムツを替えて欲しい時は教えてくれ、きれいにするとお礼に甘えてくれるそうです。動物病院で治療を行えた事で生きるチャンスをつかみ、その後のご縁をつなぐことが出来ました。

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<ご支援くださっているみなさまへ>
みなさまからご支援を頂けた事により、治療が必要な犬や猫を保護して、家族の一員として大切にして下さる方につなげる事が出来ました。譲渡が決まれば、限られた保護スペースにまた新たな保護犬や猫を迎えて、譲渡の機会を作る事が出来ます。心より感謝を申し上げます。

ケダマの会の動物愛護活動を継続するには、毎年の狂犬病予防接種とワクチン接種、ノミダニ駆除とフィラリア予防、保護時には、治療や不妊去勢手術等の医療費が必要です。毎日のフード代とあわせて、保護のために必要な費用をどのようにして用意するかは、小さなボランティア団体では頭を悩ませる問題です。頂いたご支援は、保護犬と猫の医療費とフード代として大切に使わせて頂きました。
引き続き、ご支援を頂けましたら幸いです。
ありがとうございました。



「ケダマの会」
http://kedama.hughughag.net/
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