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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

猫又トリップ

2017年08月02日

夢のつづき

「友人の家に15歳になった猫がいる」と過去の取材でお世話になったKさんより情報が寄せられました。(猫又トリップ51話「亡き猫の置き土産」)こうやって私の連載は成り立っています。ありがたや、猫又や。

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長年の夢


実家暮らしから、このマンションへ引っ越して来たのは今から17年前のこと。実家の猫があまり懐かなかったため、新たに「私」の猫を!とネットで運命の猫を探す日々を過ごしていた鈴木幾美(すずきいくみ)さん。ご主人の広隆(ひろたか)さんも大の猫好きだったため、2人の新生活は「猫と一緒に暮らすこと」を軸に考えられ、ペット可住宅からスタートするのでした。
それから約2年、信頼できるブリーダーさんにやっと出会い、面接、譲渡と正しいステップを踏んで念願の猫生活開始。「猫と一緒に寝るのが夢だった」という幾美さん長年の夢は、今回の主人公グリージアが家に来た当日にさっそく叶えられるのでした。まさに夢見た運命の猫。深い縁があったに違いありません。初日の感動はいまでも大切な思い出です。

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ロシアンブルーの「グリージア」(女の子)は15歳を迎えました。グリージアはイタリア語で「灰色」を意味します。(見た目そのまま命名パターン!)性格は人好きで猫嫌い......。猫嫌いだとわかったのは、「ひとりじゃかわいそうだろう」と2匹目の「マグロ」(5歳・没)を迎えたときのこと。「シャーシャー」と威嚇する声をあげ、飼い主さんを少々困らせました。このことをブリーダーさんに報告すると「そういえば、グリちゃんはいつもひとりでいたわ」と逆告白!グリージアとマグロは時期は違うにせよ同じブリーダーさんのところからやって来た兄弟のはずなのですが。こんなこともあるんですね。多頭飼いからわかる性格の違いはわれわれ猫の飼い主にとっては面白い。当の猫たちは困惑してるだろうけど。

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猫飼いはツボを心得る。

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広隆さんとグリージア。




猫同士の仲


現在鈴木さんちにはグリージア以外にアビシニアンの「テルゾ」(9歳・男の子)がいます。テルゾは別のブリーダーさんのところからやってきました。ロシアンブルーと違って食欲旺盛で活発。気になるグリージアとの仲は......、悪くはないとのこと。しかし歳を重ねて、グリージアも大人になりました。今では猫らしく、追っかけ回して遊ぶこともあるそうです。多頭飼育で起こる大小のストレス、緩急は猫たちの生活に刺激を与え、長生きに関係していると私は考えます。

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なにか企んでる顔。

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ちょっかいを出すテルゾ......。

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足腰が弱くなったとはいえ、見よ!この跳躍力!




早朝パワーフード


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取材のためにもぐもぐタイムが設けられました!

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にこー、美味しい顔ってこんな顔。


グリージアの朝晩の2回の食事メニューは、「エイジングケアプラス ステージ2 ドライ」(ロイヤルカナン)の療法食に市販の15歳以上「スープ」タイプのウエットを添えて。小食な方ですが、これだと食いつきが良いのだとか。さらにテルゾが日課としている朝3時頃(朝なのか?)の早朝ごはんタイムに便乗して食べる「早メシ」が意外とパワーフードなのかも?!
おかげで鈴木家の朝はめちゃめちゃ早い!幾美さんはささっとカリカリを用意して、当然夢の中へ。
グリージアは14歳になってゆるやかに腎機能が低下しているため、現在、2ヶ月に1回の通院、血液検査をメインにからだの変化をみんなで見守っています。

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珍しい光景という。なぜかお茶を飲み出したグリージア。急にどうした?
しかもパイナップルフレーバーなんだけど。

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珍しい光景パート2

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遊び出すグリージア。本番に強いタイプと言える。撮影向きで◎




省エネ運転


グリージアはテルゾに比べて少食で体重は2.9kg(Max3.3kg)、少食で動きも少なく省エネタイプと言えます。必要なエネルギーを把握していて、最大限のパフォーマンスを発揮できる術を持っているのか?グリージア!
私には小さな巨人に見えました。

今日も幾美さんのベッドでおやすみなのかな?
幾美さんとグリージアの夢のつづきは永遠に。

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今は私のカメラバッグの上に。猫カメラマン冥利につきます。フフフ


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じゃまねこ」(マイナビ出版)好評発売中!

写真

猫又トリップライター紹介

ケニア・ドイ

1972年兵庫県生まれ。ほとんど犬猫カメラマン。著者に「ぽちゃ猫ワンダー」(河出書房新社)、「じゃまねこ」(マイナビ出版)がある。新刊「ご長寿猫がくれたしあわせな日々~28の奇跡の物語~」祥伝社より絶賛発売中。現在、黒背景で行うペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。

http://kenyadoi.com

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カテゴリ: 猫又トリップ

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みにゃさまのコメント

グリージアちゃんの美味しいお顔、かわいいですね〜。
夏場は特に、食欲の変化に気を使います。モリモリ食べてくれると安心ですよね。
「猫又トリップ」毎週読みたいです。

by ふ〜みん 2017-08-02 20:03

家には六匹の猫がいます。みんな保護猫です。
フェリシモの猫の保護活動に共感して利用しています。考え方は人それぞれですから高いお金を払って猫を購入するのも良いのだと思います。ただ、保護猫活動に力を入れている中で、ブリーダーさんから…とか、猫種とか入れる必要があるんでしょうか?この記事を見て「やっぱり私もブリーダーから血統の良い子猫を購入しよう…」と考える人もいるのでは?

by ねぶそく 2017-08-03 15:14

とても良い記事でした。とても可愛い猫ですね!保護猫ちゃんも、ブリーダー出身ちゃんも、ショップ出身ちゃんも、同じ猫ちゃんで同じ命。保護猫ちゃんだったと書くように、ブリーダーというワードを書く事も当然あるように感じます。みな平等です。もし、保護猫ちゃんのみが優遇させるようになれば、ブリーダーさん、ショップの猫ちゃん達はどうなるのでしょうか。幸せになれるでしょうか。それぞれの感じ方があって、お家に迎えた猫ちゃんが幸せに暮らすこと。それが何より大切だと感じます。

by はいいろ 2017-08-03 22:38

とても微笑ましく拝読しました。うちにもロシアン✕2がいます。フェリシモさんや近年の保護活動に力を注がれているみなさま、その子たちを迎えられたみなさまには感謝と尊敬の念を持っていますし、猫たちがみんな幸せになることを願っています。それと同時に、ショップやブリーダーから来た子たちが殊更ネガティヴに扱われる風潮にも複雑な気持ちを抱くことがあります。他の方が書かれているように、どの子も同じ大切な命です。猫たちには何の罪もありません。どこから迎えたとしても、一緒に暮らす人間がその子たちと暮らしていくことで勉強していくことが重要だと考えています。罪深いのは常に人間です。どうか猫たちには分け隔て無く、悪感情を向けないようにしていただければと思います。

by りり 2017-08-04 11:34

ドイさん、いつも心があたたまる記事とすてきな瞬間の写真をありがとうございます。
みんにゃすてきな家族です。15歳でもまだまだ元気ですね。
そしてにっこりと笑った顔が印象的です。ほんとうに嬉しそうに笑うんですねぇ。
 猫をどこから迎え入れるかは、その時のご縁だと思います。15年前とあったら今のように保護猫活動も表面化してはいなかったのでは。ショップの子たちだって辛い環境で生まれ、売れ残ったらどうなってしまうのか・・・そうおもえば選んでもらった子はほんとのお家ができて、幸せになったわけですから・・・
皆さんが言うように、どの子も同じ命、同じように当たり前に幸せになってほしい。
この子たちの笑顔をみれば、しあわせな時を過ごしているのがよくわかります。この記事はそれを十分伝えてくれています。

by あずにゃん 2017-08-04 11:59

やっと見つけた信頼できるブリーダーさんから買えたのですね~。よかったね~!って、猫の保護活動歌ったフェリシモのブログですよねこれ?ガッカリです。猫ちゃんに罪はないのです。じゃあ何が罪なのでしょうか?
猫をお金の為に増やすのは、震えながら訳もわからず今この時間にも鉄の箱に詰められてガスで苦しみながら殺処分されている猫(殆ど子猫)が日本中に沢山いる一方で、人類の罪深い一面だと思います。なぜ成り立つのか。
ブリーダーはお金のために猫の近親相姦。ブランド猫じゃなきゃ嫌な人達は種別の差別思考。ユニクロのバックは恥ずかしいからブランドバックだよね~!と近い感覚。物ならいいけど命を物化思考。猫を金で買う人がいなければ金にならないのでブリーダーもペットショップも商売をやらなくなる。過酷な種付け、売れ残りもなくなる。だからまず買ってはいけない。売れ残った猫が殺処分場にくるならそこから全部の猫を救えばいい。猫が欲しい人が殺処分場等から保護猫をもらい、殺される猫と金で売られる猫がゼロになるまで、本当に猫好きな人間ならブランドを問わず保護猫をまず引き取って欲しい。
今はブランド猫や金で買ったブリーダーの情報発信は、明日も殺される猫がいる現実を思えば自粛して欲しい。
「ペットなんだから好きな猫を買えばいい。金の使い方は個人の自由だし。可愛いブランド猫しか嫌だしブログでお披露目したい。殺処分される雑種には興味ないし私には関係ない。」この思考が罪。
フェリシモさんは、上手いこと本気の弱い立場の猫の保護活動が常識化するような記事、発信を期待してます。曖昧な理念で猫商品での美味しいとこ取りならガッカリです。これから期待してます。猫はどの子も可愛いので保護猫主役の商品を作る等の商品活動、保護猫ブログもお願いいたします。

by にゃんたろう 2017-08-07 13:54

信頼できるブリーダーさんから買ったの?わんにゃん基金を集っているフェリシモのブログですよねこれ?ガッカリです。
猫をお金の為に増やすのは、震えながら訳もわからず今この時間にも鉄の箱に詰められてガスで苦しみながら殺処分されている猫(殆ど子猫)が日本中に沢山いる一方で人類の罪深い一面だと思います。なぜ成り立つのか。
ブリーダーはお金のために親も子も健康リスクある猫(時に病気や短命)の近親相姦。ブランド猫じゃなきゃ嫌な人達は、ユニクロのバックは恥ずかしいからブランドバック♪の感覚。物ならいいけど命。猫を金で買う人がいなければ金にならないのでブリーダーもペットショップも商売をやらなくなる。過酷な種付け、売れ残りもなくなる。だからまず買ってはいけない。
売れ残った猫が殺処分場にくるならそこから全部の猫を救えばいい。殺処分反対の政治家に私達は投票して国を変えボランティアさんから保護猫をもらい、殺される猫と金で売られる猫がゼロになるまで、本当に猫好きな人間ならブランドを問わず保護猫をまず引き取って欲しい。
ブランド猫や金で買ったブリーダーの情報発信は、明日も殺される猫がいる現実を思えば自粛して欲しい。
「ペットなんだから好きな猫を買えばいい。お金の使い方は個人の自由。可愛いブランド猫しか嫌だしブログで商品名を添えてお披露目したい。殺処分される雑種には興味ないし私には関係ない。」この思考が罪。命にいちいち商品名出す意味はない。雑種を雑種とわざわざ言わないがブランド飼い主はわざわざ言う。
フェリシモさんは商売もあると思いますが、基金を集っている以上、本気の弱い立場の猫の保護活動が常識化するような記事、発信を期待してます。猫はどの子も可愛いので保護猫主役の商品を作る等の商品活動、保護猫ブログをお願いいたします。

by にゃんたろう 2017-08-07 14:15

記事、拝見させて頂きました(*^^*)。ロシアンブルーで14歳ですと、高齢期といえますよね。しっかりとした健康管理をされていて、素晴らしいです。
コメント欄で皆さまの思いを目にして、ついつい気になってしまい、とても考えさせられました。
保護猫、血統のある猫。難しいですよね。
実際に私は生まれた時から猫と一緒に生活して来ました。その殆どが保護猫でした。特に、18年一緒にいてくれた猫(保護)との別れはとても辛いものでした。それから数年が過ぎ、少しずつ気持ちの整理がつき、また猫を迎える事になりました。譲渡会などに足繁く通ったのですが、条件の厳しさやタイミングの難しさで、数カ月間出会いがありませんでした。そんな中ショップで少し大きくなった猫に出会い、最終的に家に迎えることになりました。そして、どちらの猫も間違いなくかけがえのない存在です。
また、それまでの間に躊躇しながらもブリーダーさんにコンタクトをとったり、"ペットショップの廃絶を訴えながらも特定のブリーダーさんを仲介する業者"に連絡をしてしまったのです。結果、猫をステータスや商売のために利用する人が多く、とてもとても、悲しい嫌な思いをしました。
皆さまのおっしゃるように、本当に猫に罪はないですよね。悪いのは人間、そう強く思います。
また、後方のコメントをされている方々が猫の命を守ろうとする気持ちにも強く共感します。
ただ、目の前にいる家のとても大切な子は、俗に言うと「血統のある猫」という事になるのですよね。。。( ; ; )猫の命を尊厳したい気持ちがありながら、血統のある猫をまるきり外に置かれてしまう言葉を聞くと、どうしても悲しい気持になってしまうのです( ; ; )
上の方も、血統のある猫を好まれている訳ではないのですよね。フェリシモの理念に共感する気持ち、命を尊ぶ気持ちがあるから、記事を読んでいたのだと思います。
猫をお金で買わなくなったとしても、キャットショーというものがある限りステータスの欲しいブリーダーは存在しますし、法律を改正しない限りブリーダーが存在すれば少なからずショップも存在します。国の意識を変える事。難しいですか、本当に大切な事です。外国では、シェルターから迎えるのが一般的という事も聞きました。
私も、見た目やステータス、お金のために猫の命を利用する事、お金で選り好みする事は絶対に許せません。
ただ、今現在この世に生を受けて存在し、お家に迎えられた猫達には罪はないのですよね。。。(>_<)
血統がなくてもあっても、そんな猫達を許し、ほんの少しでも温かく思って頂けたらうれしいと感じます。
今後も人間達のエゴで失われる命がなくなるよう、皆様のように意識を強く持ち、出来ることをしていきたいと考えています。

by にゃんすけ 2017-08-17 04:53