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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

道ばた猫日記

2017年07月11日

スイカ農家の猫たち

夏本番!
おいしそうなスイカが並びました。
どれもいい出来だよ、甘いよ~と、見回っているのは、三毛猫ミーちゃん(メス)。

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奥にいるのは、柴犬のそらちゃん(メス)です。まだ若犬で、ミーちゃんと遊びたくてたまらなそう。

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ここは、千葉県印西市草深(そうふけ)の地で、60年以上前からスイカ栽培をやってきた石井さんち。
スイカ、トウモロコシ、メロンなどを扱う人気直売所の名前は、「石井くんの畑」です。
店先で、看板猫をしているのは、チョビちゃん(メス)。12年目に姉妹でさまよっていたのを、このおうちの人に保護してもらいました。もう1匹は2年前に旅立ちましたが、チョビちゃんは、元気に恩返しの店番を続けています。

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田んぼのあぜ道、鎮守の森への石段、広く大きな空・・・。昔ながらの農村風景がここにあります。
カラスもいれば、イノシシもイタチもいます。ツバメも毎年直売所の天井に巣を作り、蛇に卵をやられてしまわないよう、親ツバメは必死です。無事育った子ツバメたちが、今年も巣立っていきました。

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ところでミーちゃん、よく見ると、あごに大きな古傷があります。何の傷でしょうか。

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ミーちゃんは、ちょうど1年前、子猫の時にふらっと迷い込んできたそうです。
ゴハンをもらって、また出て行って、それっきり。
「あの子、どうしたのかな」とみんなで気にかけていたら、2週間後に、瀕死の状態を近くで発見。なんと右手先から、肩、あごにかけて、ざっくりと割かれていたのです。獣医さんに担ぎ込んだところ、イノシシに突き上げられたのだろう、とのこと。
助からない、と思われましたが、手当の甲斐あって、生還しました。
大きくなるまで、そして傷口が治るまで、半年ほど室内から出さず飼うことに。

そんな時、田んぼのなかにポツンといるノラらしきオスの子猫を保護。里親が見つかるまで、ミーちゃんのいる部屋に同居させたところ、ミーちゃんがせっせと面倒を見始めたのでした。
引き離しがたく、子猫は「たま」と名づけて石井さんちの猫に。大きくなった今も、たまは、ミーちゃんの後追いをしているといいます。

たまは、人見知りなので店先には来ず、夕方、石井さんが畑仕事に出るとき、必ずミーちゃんと一緒についてくるというので、夕方、おじゃまさせてもらいました。

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ミーちゃんとつかず離れずのたまちゃん。菱形の鼻模様が個性的です。

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「たまは、あそんでほしくて、いつも農作業の邪魔をする。畑では紐を張ることが多いんだけど、この前、なんだか重いなあと思ったら、2匹ぶら下がってた」と石井さん。可愛くてたまらないようです。

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近くで、チョビちゃんもゴロンゴロン。

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いろいろな生き物が棲んでいる里を夕陽が染めて、明日もからっと暑くなりそうです。
自然を享受する一方、嗅覚で優しい人を見つけて寄り添うことで、昔から猫たちは生きのびてきたのだと、しみじみ思います。
石井くんの畑。スイカは、8月上旬まで、ネットメロンは7月中旬までの販売です。

さて、今月17日(月曜・祝日)から、24日(月曜)までの8日間、千葉県佐倉市ユーカリが丘で、「さっちゃんと仲間たち」写真展が開かれます。
ユーカリが丘は、山万不動産が開発し、「日本でいちばん住みやすい街」として、マスコミにも取り上げられた街。
そこに住む、4人の主婦の方たちが発起人となって「地元でさっちゃんの写真展を」と、山万さんに持ちかけたところ、「やりましょう」の答えがすぐに返ってきたそうです。
4人の中に、車椅子の方がいて、「さっちゃんにたくさん元気をもらっているけれど、会いに行くのはなかなか難しい。写真展が近くであればいいな」という願いに友人たちが呼応し、山万さんもそれにすぐさま響き合ってくださったのでした。大きなホールを提供いただき、ポスターもチラシも作ってくださるというご厚意です。
お近くの方はさっちゃんが広げてくれた「輪」にぜひご参加ください。

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展示する写真は、約60点。単行本に掲載された写真以外に最近撮ったさっちゃんたちの写真がたくさん待っています。
さっちゃんの飼い主の麻里子さんは、18日火曜日のお昼近くにいらっしゃる予定です。

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◆「里山の子さっちゃんと仲間たち」写真展 ◆

  7月17日(月・祝)~24日(月)/ 10:00~18:00
  ユーカリプラザ3階 ユープラホール:千葉県佐倉市ユーカリが丘
  (京成電鉄ユーカリが丘駅 北口より徒歩1分) 
  入場無料

  「我が家の猫自慢」・・・持参の猫写真を貼るコーナーあり。



「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。

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里山の子、さっちゃん
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。

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しあわせになった猫 しあわせをくれた猫
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化!


写真

道ばた猫日記ライター紹介

佐竹 茉莉子(さたけまりこ)

フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。取材先の町々で出会った猫たちのしたたかけなげな物語を、写真と文で伝えるべく、小さな写真展を展開中。飼い猫4匹。馴染み猫数しれず。
『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫 』(辰巳出版)、『里山の子、さっちゃん』(辰巳出版)好評発売中。

カテゴリ: 道ばた猫日記

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みにゃさまのコメント

草深にいらしたんですね。亡き姉の嫁ぎ先です。あの辺りは自然が豊かでいいところですね。ミーちゃんとたまちゃんの微妙な関係が面白いです。こんな可愛い子達が側にいてくれたら仕事もはかどり?ますね。さっちゃんの本、やっと見つけて読ませて頂きました。心が自然に暖かくなる気がしました。動物達の世界に、人間が余計な手出しの必要はないんですね。写真展も是非とも行かせて頂きます。

by ふみちゃん 2017-07-11 16:39

「なんだか重いなあと思ったら、2匹ぶら下がってた」というコメントにほっこり^^
優しい方々におおらかに見守られて幸せですね。たまちゃんのスリスリもチョビちゃんのゴロンゴロンもミーちゃんの香箱も本当にかわいい! みんな長生きしてね!

by さりゅ 2017-07-12 00:34

>ふみちゃんさん

草深は、新開発の町のすぐそばに日本昔話のような農村部があって、面白いですね~
願わくば、農村部がこのまま残りますように。土がいいのでしょうか、トマトなどの野菜もおいしいです。

by 道ばた猫 2017-07-12 03:12

>さりゅさん

よく働く一家のみなさんそばで、(かまってほしくて)うろちょろする猫たち。
風の通る涼しい場所もよく知ってます。 いい風景でした。

by 道ばた猫 2017-07-12 03:17

わぁー!個性溢れる可愛い子ばかり!!素敵なすいか農家ですね!ツバメの巣が毎年出来るのも素敵です☆石井くんの畑のスイカやメロンを買って食べたいです♪
ミーちゃん、助けもらって今は元気になってよかったね。たまちゃんも可愛い~!
ホント猫さんたちは優しい人を嗅覚でみつけて寄り添ってくるのでしょうね(*^_^*)
チョビちゃん、そらちゃんなどもほっこり、可愛いなぁ!!
そして……「里山の子さっちゃんと仲間たち」写真展、行きたい、行きたいです!!
発起人の主婦の方々と山万不動産、素敵です!!

by とも 2017-07-12 07:14

>ともさん

大自然の中の猫たちは、危険もあるでしょうがのびのびしていますね~
猫とスイカ。意外と似合うものです。次は猫とおイモとか撮ってみたい(笑)。

by 道ばた猫 2017-07-13 19:55

「里山の子さっちゃんと仲間たち」写真展、ユーカリが丘に行ってみてきました!
どの子もカメラの前でリラックスした表情と姿に心がじーんとしました(^-^)房総の猫の写真もあってとっても楽しい時間でした。
どの子もほんとうに可愛いですね。
ポスターの写真のさっちゃんの表情も大好きです。緑もまたきれいですね。
「佐竹さんがもしいらっしゃっていたらうれしいな」と思っておりました。お会いできてとーってもうれしかったです!きれいで上品で思っていたとおり素敵な方でした。
これからもこの「道ばた猫日記」応援しています。

by とも 2017-07-17 14:09

>ともさん

暑い中をご来場ありがとうございました! お会いできて私もうれしかったです~
写真のさっちゃんもたくさんの注目を浴びて照れてましたね(笑)。

by 道ばた猫 2017-07-21 10:14