ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

さくらねこブログ

2016年11月10日

さくらねこの居ない島

sakuraneko815.jpg
多くの猫さんが暮らしていらっしゃる島です。

sakuraneko816.jpg
朝、猫さんたちが集まる時間。
人と猫さんが共生を目指す場所では地域猫としてTNRをされていることが増えてきましたが、昔から一緒に暮らしているこの島には耳カットの「さくらねこ」さんは存在していません。

sakuraneko817.jpg
朝は漁師さんからお魚のお裾分けをもらうのです。

sakuraneko818.jpg
島の方にお世話されご飯ももらっているのですが、やはり朝のこの時間は特別なのでしょうね。

sakuraneko819.jpg
子猫さんもときどき見かけます。
島にはカラスも多いので、子猫さんが必ずしも無事大きくなれるわけではないようです。
自然の中で暮らすことはやはり過酷なのです。

sakuraneko820.jpg
過酷な自然ではありますが、島の人たちとゆっくり暮らす時間は良いものなのでしょう。表情が穏やかな猫さんが多いのが非常に印象的です。

sakuraneko821.jpg
漁業が盛んな島で、猫神社で大漁が祈願されてきたこともあるように、猫さんが大切にされてきたという背景があります。
そういったこともあって島で一緒に暮らす存在として、人間と猫さんのバランスが成り立ってきたのかもしれないですね。
TNRは人と外猫さんが共生するための一つの手段ですが、そうしなくても昔から成り立ってきた珍しい場所なのかなと思います。

sakuraneko822.jpg
猫目当ての観光客も増えた今、島に暮らす人と猫さんたちのバランスを壊さない為には島を訪れる人がちゃんと守らないといけない事があります。日常を離れた旅の中で浮かれてしまうかもしれませんが、難しいことではないのでいつも通りマナーを守って行動することが大事ですね。
この先も、ここで人間と猫さんが今までと同じような関係で居られるように願います。

次は「さくらねこさんしか居ない島」の様子をお届けします。


写真

さくらねこブログライター紹介

ねこせんせい

猫サポーター見習い。猫に産まれて来る予定が人間に産まれてきたため、今は猫さんたちに生かされています。地域猫活動の認知が広まって、不幸な猫さんが減りますように!そして、次こそ猫に産まれますように。

  • ツイート
  • いいね!

みにゃさまのコメント

さくらねこの居ない島、ふしぎな感じがしますが昔は自然なことでしたね。
ねこがいても気にならない当たり前の風景、ひととねこのありのままの姿
でもその分、誰も命のバランスを変えることは出来ないので過酷でもあり
厳しいものですね。これからますます寒くなるので愛のある暖かい手に
巡り合ってほしいですし、そうありたいと思います。

by チキママ 2016-11-15 22:43

> チキママさま
ですね。○ザエさんの世界の中で「たま」はのんびりお散歩していますし、それに文句をいう人もいないように思えます。これは昔の方が地域の人どうしの繋がりがあったからと言われていていました(地域猫について考えるセミナーにて)
人と人の関係が変わっていくに伴って、人と猫さんの関係も変わっているのでしょう。
何はともあれ、猫さんたちには少しでも穏やかな日々を過ごしてほしいですね。

by ねこせんせい 2016-11-18 00:00