[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

連載最高齢！24歳の猫の暮らしとは？！


起きたニャー！テーブル下がコジャジャの寝床。

勝ち気な猫コジャジャ

奥さまの北原和子（きたはら・かずこ）さんは大の猫好き。野良猫を見ると放っておけない性分です。そんな動物愛護の精神は子どもたちにも受け継がれ、家族みんにゃで猫助け！ということで、北原家が過去に保護して一緒に暮らしてきた猫の数は十数匹にのぼります。
現在はご夫婦と1匹の生活になりましたが、その年齢、みにゃさま驚かないでくださいね！茶トラのオス猫「コジャジャ」はなんと24歳なのです！猫又トリップ最高齢のウルトラご長寿猫に巡り会うことができた私は幸運というほかありません！
話を聞けば、コジャジャは北原家の中でも歴代随一のボス猫で、体格も大きくケンカが強かったとのこと。フムフム、この勝ち気な性格が長寿にきっと関係あるんだな。


生き生きとした瞳。


ときおり見せる子猫の表情もグッド！


こちらは男前コジャジャ、とってもイケメンです。

グルメな猫コジャジャ

10代の頃は体重が7kgほどあったコジャジャ。ひときわ大きいのは他のきょうだいのお皿にまで舌をだすから。和子さんに怒られることもしばしばでしたが、コジャジャは何食わぬ顔。いやいや、食ってたやん！
若いときから猫一倍よく食べ、選り好みしないタイプでしたが、ここ最近の食事は「フィリックス やわらかグリル 成猫用ゼリー仕立て」（ピュリナ）のサーモン味一辺倒で、よほどお気に召されているご様子。でも、「今日食べたからといって明日食べるとも限らない」とストック庫には多種多様なウエットフードがぎっしりと用意されているのは、ぬかりのない和子さんだからこそ。あっぱれです！


ウエットフードが酸化しないようにおいた透明のカップを、鼻先でクイクイと退けるコジャジャ。

24歳ともなると、さすがに舌が肥えてくるのでしょうね、昔は茹でたささみで良かったものが、今は炙った鶏むね肉を欲しがったり、焼いたアジよりも藁焼きカツオのたたきを好むようになったりと、コジャジャのグルメはとどまることを知りません。（しかも、食べる量は一切れ二切れ。）でもそんなわがままなところが好きと、和子さんは私に教えてくれました。

病気のこと

取材の日、コジャジャが動物病院へ行くというので同行させていただきました。


抱っこ紐でご来院♪


せんせいよろしくお願いしまーす。


点滴のときも余裕の表情♪肝が座ってるー

体重は3.22kg。病院は1週間に1回程度通っています。この日は触診と脱水予防の点滴をチューっと。「腎臓の機能が低下すると、尿を濃縮する機能が落ち、体に必要な水分も尿にでていって脱水しやすくなるので（赤石沢先生談）」点滴で補っているとのことです。他に「甲状腺機能亢進症」を患い、朝晩と内服薬を処方されています。病状は年寄りながら「安定」しているとのこと。信頼できる動物病院と出会い、ご家族の助けがあって今日もコジャジャは元気です。


まだ歩けるって、すごいことです。

どう生きる？かではなく誰と過ごすか？

「もうこれが最後の子になると思う」と、猫がたくさんいたときには思いもしなかったという和子さんのお言葉。ご自身の年齢のことを考えるとこれ以上猫は（飼いたいけど）飼えないといいます。これまで何十匹の野良猫を保護し、中には子猫から育てあげ看取っていった北原さんファミリーに、私はありがとうを伝えたいです。連載最高齢のコジャジャはブログ公開時には25歳を迎えているはず。（4月5日が誕生日）どう生きる？かではなく誰と過ごすか？がいかに愛猫の長寿に繋がるのかを痛感した今回の猫又トリップ。
コジャジャと和子さん、いつまでも仲良くケンカしながらお元気で。


昔は抱っこが嫌いだったコジャジャ。


和子さんとコジャジャ。


「寝るー！」「はーい、帰りまーす。」

【取材協力】
こうご動物病院
東京都 多摩市落合3-14-1
http://www.kougo-ah.com

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