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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年03月17日

「特定非営利活動法人 キャットネットかまくら」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:鎌倉市内 横浜市 藤沢市 他

■20151015に保護した仔猫の瞬膜癒着問題の改善
鎌倉市二階堂の荏柄天神に程近い地域に集まる猫達を調査している時、眼ヤニで両眼が塞がった生後2~3週間の黒猫を保護しました。取り急ぎ眼ヤニを洗い流してみると、瞬膜が腫れあがって両眼とも塞がっていました。この他にも脱水や成長不良があり、入院治療をお願いする事になりました。
5日間の集中治療の後退院し、投薬を続けたのですが、右眼は中心部に直径3mm位のすきまを残して瞬膜に覆われていました。獣医さんによれば角膜と瞬膜の癒着の可能性もありとの事で、この先の里親さん探しを考えるとかなりのハンディキャップになるかなと、気の重くなる思いでした。
こんなトラブルを抱えているのに、当猫はいたってのんき元気に遊びまわり、あっと言う間に、同居のおとな猫達のアイドルになっていました。また、この子は人大好き猫で、いつもゴーロゴロ。
それがつい最近、瞬膜があるべき方向に後退して、見える領域が大きくなりました。角膜と癒着してはいなかったのです。ここまでスライド出来たなら、全開状態も間近でしょうか!
里親さん探しに自信が湧いて来ました。 尚、当初目的の調査の結果、12頭の不妊化手術を済ませました。

CNK-20151207-1.JPG
右眼の白い部分が瞬膜です

■20151025 JR大船駅の東海道線沿い柏尾川の川床で孤立した猫の救出
道路からほぼ垂直6m下の水面に近い幅1.5mのコンクリート川床に居る猫の救出コールを受けたのは日没前2時間程の夕方4時。 電話では高さも場所もイメージ出来ないので、先ずは現場に行き、救出方法を見つける事にした。 夕闇近付く現場に着いて通報者と会い、猫の存在を確認。しかし6mの高さは相当なもの。
川床迄降りる方法は、道路わきの1.5mのフェンスを乗り越え、道路面から約60cm下の壁面に埋め込んだコの字形の金属製のハシゴを降りるしかない!だいぶお腹の出たオジサンに出来るかよ?フェンスを乗り越えた後をどうするか考えただけでも、なにやらムズムズして来た。
その後一晩考えて計画したのは、①川底まで降りる為に所轄の役所に連絡しておく事、②そしてハシゴを降りるには安全ロープが必要な事、③川床に居る猫は捕獲器を使って保護する事、④捕獲器はロープで上げ下げする事。今回の救出がスムーズに行ったのは、翌朝鎌倉保健所の若い獣医師M氏に相談した所、快く協力を得られた為。署内で猫救出の了解を取り、①の手配をし、川床まで自ら危険な降下をし、川床で捕獲器をセットし・・・。 殆どがM氏の作業でした。お陰さまで全てうまく行きました!また、救助した猫は、保護後去勢手術を受けましたが、すぐ人慣れし、甘えるとても良い猫でした。 
(追記:11月22日に里子に出ました。)

CNK-20151207-2.JPG
里親さん希望者との面会時の画像です。鼻の頭は擦りキズ


<ご支援くださっているみなさまへ>
今年はいつもより幼猫の保護が多く、しかもコクシジウム原虫が多くの猫達に見られました。保護期間中、管理に気を使い、保護期間が長引きました。
皆様の温かいご支援が、私達の活動の後押しをして頂いています事に深く感謝いたします


「特定非営利活動法人 キャットネットかまくら」
http://www.catnet-kamakura.jp
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