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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2016年02月18日

「LYSTA~動物たちに光と再生を。」さまの活動レポート(2015-16前期)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:福島県浜通り地方

【愛くんの門出】
2012年12月、原発事故で閉ざされた避難区域から保護された愛くんが第二の犬生を歩み始めました!

原発事故から1年半以上、人がいなくなった場所で頑張ってきた愛くん。保護された時には疥癬がひどくボロボロでした。疲れきった、しんだような、絶望しているような目。それでも捕獲器の中に手を差し伸べると、尻尾をわずかに2回、振ってくれました。

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 [保護された時の愛くん]

それから2年、本来の人好きな性格で皆に可愛がられ、LYSTAで飼い主さんが判明するのを待っていました。そして起きた奇跡。初めてLYSTAが新聞に掲載された時、私は愛くんを抱きかかえて写真に収まっていました。その記事が飼い主さんの目にとまり、メールを頂いたのです。飼い主さんも一生懸命探して下さっていたのです。面会に来られた時、ごめんな、よかった、って泣いておられました。

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 [飼い主さんとの再会]

今年の春、ペット可の仮設住宅に引越し、飼い主さんと愛くんは一緒に暮らす予定でした。しかし、現地の建設事情が悪く、建つはずの家が建てられず、仮設住宅も出ていけない状況の方があり、そしてまた仮設住宅に入居できない方もある。愛くんの飼い主さんも、いつ引っ越せるか目処も立たなくなってしまったのです。
人が大好きな愛くん。老化の症状もみられるようになってしまった愛くんを、ただシェルターに居させるのがかわいそうでした。飼い主さんとのご相談の結果、苦渋の選択で愛くんを里親さんに託すことを決めてくださった飼い主さん。只々愛くんの幸せを祈っての決断でした。

そして6月、愛くんは里親さんの新しい家族としての犬生を歩みだしました。
新しい飼い主さんはLYSTAのボランティアさんとして、愛くんをずっと可愛がってくれていた方です。
幸せな毎日が待っていること間違いなしです!

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  [新しい飼い主さんと散歩] 

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[新居にてくつろぐ愛くん]

保護してから約3年の長きに渡り、アレルギー持ちの愛くんの医療費、処方食等、サポートしてくださった支援者の皆様、心より感謝申しあげます。本当にありがとうございました。

<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもLYSTAを応援くださり有難うございます。
震災を機にスタートしたLYSTAも早4年が経ちました。原発事故からの避難区域は元より、地元いわき市の犬猫問題にも視野を広げ、行政を巻き込んだ活動が必要な時期に来ています。いわき市に対しては不妊・去勢手術の費用を求める要望書を皆様のご署名、ご協力をいただき提出させて頂く計画を進めています。
また、LYSTAシェルター内に埼玉県のいながき動物病院分院がOPENすることになりました。こちらでは月に1度、飼い主のいない猫の不妊去勢手術を行います。これに伴い11月から1月の間、手術代の補助金支給のキャンペーンを行う予定です。
全ての活動において、皆様からのご支援ご協力が不可欠です。このような活動を続けさせていただけることに心より感謝し、日々動物たちのために精進してまいります。
これからもどうかLYSTAを応援してください。宜しくお願い致します。


「LYSTA~動物たちに光と再生を。」
http://www.lysta.org/
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