[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

猫又トリップ

2015年04月14日

山田さんの意識改革／前編

大阪を拠点にTNR活動をはじめ、猫と人を繋ぐチーム「ネコアパートメント」の代表であり、保護猫カフェ「ネコリパブリック大阪」のスタッフでもある山田アミカさんの家には6匹の猫がいます。最年長のリボンがお似合いの黒猫「マヨ」（16歳・女の子）と、タワーで寝てばかりの茶白トラ「ラブ」（15歳・男の子）のご長寿ライフについてお話を伺ってきました。

キャットタワーの住人「ラブ」。

ケージの住人「マヨ」。

「朝起きたら猫がいた！」

「それは突然の出来事でした。」
一人暮らしをていた山田さん（当時19歳）の部屋に、合鍵を持っていた友人がなんのことづてもなくそっと投げ入れた子猫、それが「ラブ」でした。

「朝起きたら猫がいた！」と山田さんは混乱しましたが、すぐに近所の同級生の和田さんの仕業だとわかり、彼女を問いつめます。

仕事帰りの和田さんは自宅近くの路地で子猫を発見、後をついてくる子猫がどうしても放っておけず、仕方がなく保護。でも和田家には犬が6頭もいる。「ええーい、山田の家でしあわせにしてもらい！」と合鍵を使って侵入......。

「若気の至り」この一言で笑ってすませるのは、こうして15歳までラブを立派に育て上げたからこそ。

ちなみに「ラブ」というなまえも和田さんが付けたようで、二人の仲のよさが伺えた瞬間でした。この後ろめたさ（？）がきっかけなんでしょうか、和田さんも「ネコアパートメント」のメンバーとして、今日も一緒に動物愛護、啓蒙活動に励んでいます。

日中は寝てばかりのラブ。

それを起こしに来た末っ子「アメ」ちゃんは現在8ヶ月の女の子。
ラブおじさんはもうそんなに遊ばないよー。

山田家の食事メニュー

猫の食事は長女（12）の担当。朝は8時、夜は20時の2回。
山田さんが食事に気を使うようになったのは3、4年前のことで「穀物が入っていないものを」選ぶようになったとか。今は「ニュートロ」がメインで飽きたら「カルカン15歳以上」など臨機応変に与えています。

6匹いると食事管理が大変！だからみんにゃ同じものを食べています。

【現在の体重】
15歳のラブは5kg。（最大時7kg！）
16歳のマヨは3kg。（元々体が小さい子だったようです）

食事処を荒らすのはだーれ？

アメちゃん！犯人は君だね！w

広い家にお引っ越し！あとは何だ？

15歳のラブくんはまだまだ活発でした。高い所もへっちゃらで、階段だって駆けあがっていきます。。

「この一軒家に越してきて大正解！」
広い家に引っ越したことで、6匹の猫のテリトリーが広がったこと、猫同士のケンカがなくなったことを山田さんはとても嬉しそうに語ってくれました。私もこれが長生きの要因のひとつだと思います。

ぬぅ〜とスローな感じで出てくるのに、

降りる時は軽快！

シンクから

リビングへ

こたつが満席とみると、空気を読んで...

2階へ"ピュー"っとひとっ飛びだぜ！広いおうち最高ー！

では16歳「マヨ」の長生きの秘訣はなんでしょう？
友人から「猫は1匹だと寂しいらしいよ。」「え？そうなん？」
という「意識の低いやりとり」（山田談）の後、すぐに動物病院の里親募集で迎え入れた猫、それがマヨでした。
山田さんは「あの頃は意識が低かったと」自嘲して笑うけど、私は素直でピュアな人なんだと思います。

次回、ラブより1歳年上の黒猫マヨがやってきた！
さらに猫又の実体に迫ります。お楽しみに！

「え！私の出番はなし？」大丈夫、次週にたっぷりと！

【見たものは幸福になる？！ラブのおまけギャラリー】

山田さんが「見て見て！」と前脚を合体させるとそこに♡の模様があらわれた！
「ラブという名まえはそこからか！」と思いきや、名付け後に発見したそうだ。まぁ、それ以前も名は体を表すように、家に遊びにくる客人に愛を振りまき、ハートをわしづかみにしていましたけどねー。ほっこり。

ツナグ活動【ネコアパートメント】
http://nekoapa.net
自走式保護猫カフェ【ネコリパブリック／大阪】
http://www.neco-republic.jp