[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

この冬でなんと18歳の誕生日を迎えた「にゃん吉」くん（アメリカンショートヘア）。それでも飼い主の「すみ子」さんは「毎日、新鮮にかわいい！」と答えてくれたのが印象的でした。


ぺろーん。

コウノトリにゃん吉くん！？

にゃん吉くんと出会った18年前、すみ子さんはひどく落ち込んでいました。はじめての妊娠でまさかの流産......、という受け入れがたい現実をずっと引きずっていたからです。
そんな矢先、馴染みの飲食店の店主から「子猫が生まれたからもらってくれないか？」と相談を持ちかけられました。
偶然なのか必然なのか、「これもなにかの縁、じゃあ子どもの代わりに」と夫婦はその子猫を引き受けることに決めたのです。


あ！にゃん吉くん、おはようございます！


見た目でわかる、おっとりな性格。

夫婦ともに"とくに猫が好き"というわけではなかったのですが、飼いはじめるとすぐにその魅力に取り込まれます。家は明るく優しい空気に満ちあふれ、「子猫の写真を撮っては会社の同僚に配っていました」としあわせのおすそわけまでも！
そして翌年、夫婦待望の妊娠から、ついに男の子を出産。家族が増え、家の中の笑顔も増えていきました。
にゃん吉くんはまるで"コウノトリ"のように、住み着いたこの家に赤ん坊とたくさんのしあわせをはこんできてくれたんですね。
ネコなのにコウノトリとはこれ如何に？！
やっぱり猫の持つパワーってすごいなぁ。

【ドイメモ】出産後、すみ子さんは「猫の方が人間より全然かわいい！」と言い放ったらしい（笑）。


くちばしはないけどね(笑)。

にゃん吉くんの食事メニュー

朝にカリカリを入れ替え、減ったら補充する楽チン方式。
カリカリが大好きなのと知り合いのすすめもあって、「IAMS（アイムス）」の「11歳以上うまみチキン味」と「7歳以上の白身魚味」の2種をローテーションで。
すみ子さん、「11歳以上の白身魚味がないからメーカーさんに言っておいて」と私に言われましても、なんの力もないですから（笑）。


こちらたまに与えているカツオ節に舌鼓！


鼻息でカツオ節が飛んじゃう（笑）。


カメラとかお構いなしなんですね、猫又（仮）は黙々と...


え？おかわり？！

最大5.3kgあった体重は、現在4.8kg。
年齢の割に重めの体重というのは、私が訪問したご長寿猫の中でもレアなケース。
「7歳以上の白身魚味」を食していることが要因か？！
またにゃん吉くんは健康な歯と頑丈な胃袋を持ち、すみ子さんをして「いじきたない」と言わしめるほどに食欲旺盛。現在抱えている病気もないそうで、このままアメリカンショートヘア種の最高齢を目指して猫又になって欲しいと思います。


シンクにあってはならない猫の脚。


にゃん吉くんは流水が大好きだった！

初心に返って猫を愛する

実はすみ子さんの家には、昨年まで「ちびた」という雑種の猫がいました。（享年14歳）
はじめての別れと、おそってくる喪失感。でも悲しんでいる暇はありませんでした。残されたにゃん吉くんのため、「初心に返って猫を愛する！」とすみ子さんは力強く宣言。やがてそれは家族の合い言葉となります。猫と家族の絆はさらに強くなりました。
ちびたの死が、家族がより注意深くニャン吉くんを観察することになるきっかけを作ったのです。その存在は大きいですね。「多頭飼いが猫の長寿を育む」ということかもしれません。
家族総出のますますの猫可愛がりで、ニャン吉くんはきっと猫又になる......でしょう！


次男（12）くんのお腹の上で甘えるにゃん吉くん。


二人は相思相愛らしい（笑）。




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