[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

ただいま！です。
夏眠から戻りました。
その間で，



エジプトのスフィンクスと



シドニーのオペラハウスへ行ってきましたよ（脳内）。

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今日は中秋の名月，なときですが
真夏のお話を。

真夏という言葉から思い浮かぶのは，「8月」と，海水のような「にがくしょっぱい味」。
12年前の，なつやすみのおわり頃・・・
カミュ母のジジは，わずか5年で 誰の覚悟もないまま他界してゆきました。
心ある人と思い出話をして笑って
次の瞬間には，悲しみの渦と愛しさの渦の嵐にさらわれ，涙の雨足も強まる日々。にがくしょっぱい味は，このときについたイメージです。

9月になり
買っておいたままになっていた机の上の ビオラの種 に気付きました。
それは，まだジジのいる時に
食が特別細かったジジのおやつといっしょにホームセンターで買った種。種のパッケージには，ジジの記憶が重なっていました。

oO( ジジが帰宅する春彼岸に，自分で育てたお花でお迎えしよう。)

注意深く見つめないと見逃すくらい細やかな種から，殻を破ってうまれてくる根が，ココロをノックします。
ｺﾝｺﾝｺﾝ。
双葉になり，本葉が増えていく。
ねぇ。ほら。
目の前には，高校生からいっしょの長生きねこさんと，ジジの子どもが居るって・・嵐の隙間に一筋の「光」が射しました。
魂まで突き抜けてしまった大きな穴ぼこを，育っていく「空色と黄色のバイカラーのビオラ」と「光」で，寄せ植えてうめていった半年間。
あたらしい生命を育むお世話をしながら，癒えていくのを感じていました。

ジジは，2.5kgのちいさなねこさん。
薄めのキジトラに 完璧に白ソックスをはいて，野に咲くような花や...うすピンクの似合う可憐なコ。
それでいて　じつは　気難しくて。
その気難しさやわがままという "本当のトコ" を見られて，ケンカができたのは，家族の中ではわたしだけでした。
ごはんの好みや旬の移り変わりが早いあたりは，子どもであるカミュに受け継がれています。
（ヨガのチャイルドポーズのような寝方も。）
アルジを困らせるいちばんのトピックですが，
「=ↀÅↀ= フマーン，フマーン」の声のトーンからして，ジジの遺伝子を強く感じるところでもあります。

困るのに...愛おしい。

ちょっと複雑な愛情の種を蒔いていった彼女です。

13回忌の今年も
ジジを思い出しながら はぐの誕生日に蒔いた種は，今はこんな様子。

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さて，カミュはといいますと
どんなに暑くても，あまえんぼさん素材と共に。
ブランケットがあるところを追いかけて寝る「ブランケットジプシー」は年中無休。
カフェ・オ・レにお砂糖とクリームをいれたいから，スキムミルクにするような...謎配合の寝姿。

おひげが揺れない程度に距離をとって，扇風機をかけました。
ふんわりそよそよが続く風に やさしいかお。
気に入ってくれたようです✧⁺

*

イスしごとを終えたアルジが座ると
離れてた時間の距離をうめるように，1mmの隙間もない真空パック級の添い寝。すばらしい発想力✧⁺

お互い違うかたちでも，隣りあったジグソーパズルのピースみたいにぴったんこ。
同じじゃないから組み合って支え合うかたちもあるね。
アルジジプシーでブランケットジプシーなカミュには，ホットブランケットを装備したアルジが究極の組み合わせです。
ねこさん的には，本来苦手なはずの冬。
なのに ココロ待ちにしてしまうような おうちねこならではの変化。その季節なりの快適を創って贈るのが，アルジのしあわせになっています。
（...の割に，ねこベッドをあげてないんですけども( ´∀｀)ゞ）

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読んでくださりありがとうございます✧⁺
次回は，9月22日（月）になります。

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おまけフォト。

=ↀωↀ=oO( ねこ好きへ，自然からのおくりもの。)

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木洩れ陽にくきゅう。
手根球までくっつけたディテールの細かさ，さすがの仕事なのです=ↀωↀ=