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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2014年02月28日

「NPO法人 HOKKAIDOしっぽの会」さまの活動レポート

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。 フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ「NPO法人 HOKKAIDOしっぽの会」さまより活動レポートが届きました。


(実施期間:2013年6月~2013年12月)

(実施場所:北海道)

7月1日から12月27日までに保護した犬は68匹、猫は21匹の計89匹。新たな飼い主さんに貰われ家族になった子は、犬44匹、猫19匹の計63匹でした。保護する犬猫は高齢や皮膚病や乳腺腫瘍などハンデのある子が多くなっています。また、無責任な飼い主による放し飼いで生まれた半野良の子犬の保護が多くなっています。特に、11月以降、石狩保健所からの子犬の引取りが増え、引取り数は既に30匹を超えました。

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定2ヵ月くらいの兄妹子犬は、港の番屋で保護され石狩保健所に収容されました。全匹、回虫でお腹はパンパン、皮膚病で頭や肢、腹など脱毛していました。どの子も身体中、赤みを伴い熱を帯びて大変痒がり、重度の皮膚病犬たちです。
保護した地域には、まだまだ子犬がいるとの情報もあり、小さな命たちはいつも身勝手な人間に翻弄され続けています。
行き場のない不幸な命を生み出さないためには、飼い犬の不妊去勢手術は必須ですし、放したり逃がさないことは飼い主の責務ではないでしょうか。

嬉しいご報告の中で、印象深かった風花です。
9月に北斗市役所から引取りした柴系の高齢犬の風花は、今夏、道南の北斗市の上磯ダム付近で保護されました。
目も見えない風花が迷子になることも考えづらく、状況からも年老いて病気などを理由に遺棄されたと思われました。風花は北斗市役所での収容も長くなり、新たな飼い主も見つからないことから、この先、命の保証もない状況でした。

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※11月初旬。当会を卒業する風花。飼い主さまの明るい笑顔が印象的です。

11月初旬、風花に幸せな出会いがありました。飼い主さまは、遠く富良野市からボランティアに参加され、目の見えない風花を気にかけてくださいました。
寝たきりの先住犬を看取られた経験のある飼い主さまは、介護の大変さを十分理解されていました。「この先、介護が必要になっても大丈夫です。」と力強い言葉をいただきました。

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※12月飼い主さまからご報告。飼い主さまとお揃いのお気入りの座布団でリラックスしている風花。毛並みもツヤツヤ、涙やけも綺麗になりまるで別犬のようです。

飼い主さんからは、『きっと人間の食べるものをたくさん貰っていたのだと思います。特に揚げ物をしたときの反応は凄く、ハアハアいいながら歩き回ります。たまに寂しそうな顔をする時があります。捨てられたのか、迷子になったのか・・・それにしても、こんなに大人しく良い子なので、飼い主さんに可愛がられていたこともあっただろうと思います。赤ちゃんの頃の愛らしいふーちゃんや、目が見えて、目をキラキラさせて、飼い主さんにしっぽをフリフリしていたのだろうと思うと涙が溢れてくるのです。一生懸命生きているふーちゃんに、少しでも寂しい思いをさせないように、安心して過ごしてもらえるよう、私も頑張りたいと思っています。』と温かなメッセージを寄せていただきました。

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2月14日(土)~20日(金)まで札幌市駅前通り地下歩行空間でしっぽの会主催イベント「2013私たちにできること」を開催いたしました。

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平日も通勤、通学、ショッピングなどの帰りに立ち寄ってくださる方も多く、不特定多数の多くの皆様に犬猫の現状を知っていただくことが出来ました。
犬猫の飼い主やボランティアのお問合せをしてくださる方も多く、多くの皆様との接点のある場所でのイベント開催は大変有意義なものとなりました。

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野良猫の問題もパネル展示いたしました。地域猫の考えが浸透していない北海道ですが、「飼い主のいない猫」への理解が深まりますように。

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しっぽの会の卒業ワンニャンや会の子のプロフィールコーナーは大人気でした。こうしたイベントが、新たな出会いが生まれるきっかけとなると嬉しいです。

保護活動は繊細でハードでエンドレスな活動ですが、多くの方に現状をお伝えし、また素敵な飼い主さまに出会えることで私たちも活力をいただいています。

<ご支援くださっているみなさまへ>

皆様、いつもしっぽの会の活動をご支援くださり、本当にありがとうございます。皆様一人ひとりのご支援が、しっぽの会の活動を支えてくださり大きな力になっています。皆様から頂いた大切なご寄付は、保護した犬猫の医療費や環境を整えるために大切に使わせていただいています。私たちが救える命はほんの一握りです。しかし、一人でも多くの方が犬猫の現状を知り、周りに伝えてくださることは大きな力になります。これからも、引き続きご支援応援していただけたら幸いです。皆様、本当に有難うございました。


「団体名 NPO法人 HOKKAIDOしっぽの会」
http://shippo.or.jp

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