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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2013年07月29日

「アニマルレスキューシステム基金」さまの活動レポート

みにゃさまこんにちは。フェリシモ猫部スタッフです。
フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」のメニューやフェリシモ猫部オリジナル猫グッズについている「猫基金」、毎月100円「わんにゃん基金」を通じて、みにゃさまからご支援をいただいている団体のひとつ、「アニマルレスキューシステム基金」さまより、活動レポートが届きました。

(実施期間:平成24年12月1日~平成25年5月31日まで)

(実施場所:神戸市全域、福島県(福島第一原発20㎞圏~白河市エリア))
●神戸
 クリニック事業が当初の予定より1年半延長され、神戸市の処分数は統計史上初めて6年連続減少し、2012年度に事業開始年度の2006年度比で52%、数にして年間1327匹(2569匹から1242匹に)減少しました。
 直近6か月は364匹という少ない数(前年度の約半分)の不妊手術数に抑えました。理由として、2012年度の第一四半期の段階で処分数が674匹だったことから、自動的に674÷0.55=1225匹(予想年間処分数)という数を算出できたからです。(最終1242匹)
 過去8年のデ-タから第一四半期の処分数は年間の53~55%程度であることから、前年度に引き続き処分数減少がほぼ確実になったため、活動の重点を福島でのクリニック事業に置きました。
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今や初年度1000匹手術は時間の問題。神戸の設備も移送されてフル稼働体制です。
●福島
 昨年9月中旬に被災動物の繁殖予防専門病院を開設し、当初の目標であった「初年度1000匹を不妊去勢手術」という数を達成する見通しです。(5月26日現在720匹)
また、4月には新たに南相馬市小高区を4つ目の対策強化エリア(川内村・飯館村・葛尾村)に加えました。
 直近6か月は厳冬期を挟んでも395匹を手術。最も力を入れている飯館村は単独で153匹の犬猫を手術。対策の効果検証のため、9月に同村で手術浸透率フィ-ルド調査を行います。
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今も村に残った89歳のご老人が世話していた猫9匹の内のサビ猫と飼い犬のまるちゃん
(川内村:犬猫すべてに手術を施した)
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おなじみ耳Vカット猫。「フクシマ スペイ クリニック」で手術した猫の内95%以上に施された。
なぜ必要なのかを利用者に粘り強く説明し続けた結果、今では拒否する人はほとんどいない。
<ご支援くださっているみなさまへ>
神戸では今後1年と3ヶ月に渡って最大の繁華街「三宮・元町(中央区)」を中心に大規模な手術浸透率フィールド調査(600~700匹)を行い、なぜ同区で大幅な処分数減少が見られなかったのかを検証致しています。
福島との比較研究として、神戸市の犬猫遺棄率調査も予定しています。
福島では全手術数の約30%に早期不妊去勢手術(現在15.6%)を施し、初回妊娠を完全に防ぐことでプロジェクト期間中に1300匹の出産を防ぎたいと考えております。(神戸は全体の16.2%が早期不妊去勢手術済)
どうか今後とも全国の皆様の継続的なご支援をよろしくお願い致します。
アニマルレスキューシステム基金
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